日干からみたとき

「どういう性質を持つか」を表す通変星は

全部で10種類あります。

 

10種類はそれぞれさらに5グループに分かれます。

①自星じせい    ⇒比肩ひけん・劫財ごうざい

②洩星ろうせい⇒食神しょくじん・傷官しょうかん

③財星ざいせい⇒偏財へんざい・正財せいざい

④官星かんせい⇒偏官へんかん・正官せいかん

⑤印星いんせい⇒偏印へんいん・印綬いんじゅ

 

 

今回は命式内に自星グループの

【劫財(ごうざい)

地支の通変星にある場合です。

 

 
 
 
ご自分の命式を調べる場合は
こちらから
(マジックワンズさんのサイトよりお借りしています)

 

 

  劫財ごうざいとは

 
【劫財ごうざい】は、日干(日柱の天干)と 
同じ五行のグループで、日干ではない干
天干や蔵干のところにある場合に該当します。
 
日干の五行がグループ⇒
日干の五行がグループ⇒
日干の五行がグループ⇒
日干の五行がグループ⇒
日干の五行がグループ⇒
 
たとえば土グループの戊の人は、
己が命式にあれば劫財ごうざい となります。
 

 

 

 

ちなみに上記の命式には
年柱の天干通変星に【劫財ごうざい】があります。
※劫財のうち、
日干が<甲丙戊庚壬>の陽干である場合
【敗財はいざい】と呼ぶ流派もあります。
 
 

   命式にある場合

 
① 月柱の地支蔵干(の右から2つめ)にある(中心)
 
この位置は命式の中心となり
自分自身を表します。
性格以外に、会社など所属する組織での
自分がどんなタイプであるかも表します。
 
劫財を持つ人は
十二運星に帝旺がついていることがあり
この組み合わせは社長(経営者)
といわれます。
 
 
劫財を持つ人は同じ自星グループの
比肩と違い、自己主張を表には出しません
比肩の人は隠さない)。
周りをいつの間にか巻き込むのが
上手ですので、協調性があるように見せつつ
自分の主張はさりげなく通していきます。
 
 
② 日柱の地支蔵干(の左から2つめ)にある
 
    配偶者は自分と似た性質ではありますが、
本心をあまり見せないタイプです。
 
年代でいえば40~60歳頃になりますので
この時期に独立する可能性もあります
(①にどの通変星があるかにもよります)。
 
 
③ 年柱の地支蔵干(一番右)にある
 
母親は自分と似たタイプではありますが
自分とは若干違うな、と感じる相手でしょう。
また、本心を見せないタイプの人です。
 
 
仕事面では、独立したり自営すると
お金につながりやすい(成功しやすい)といえます。
比肩の人と違い、協調性があるので
組織でも良いのですが、
人に従うことは向いていないので
トップだと良いですね。
 
ただし自星は財をつぶす星でもあるので
お金の管理は適任者を立てて
管理してもらう方が良いです。
   
 
④ 時柱の地支蔵干(の一番左)にある
 
引退後(老後)に自分の意見を
通したがる人になるので
譲るということを忘れないように。
 
 
【劫財ごうざい】とは【財を奪う】という
意味があり、金銭的に揉めないように
注意が必要です。
  
 
今回も読んでいただき、ありがとうございます音符