介護職は言うまでもないけど、けっこう、看護も辞める人が多い。いつも「人がいない」と嘆いている。まさに慢性的な人材不足と言えよう。私が入職した当時(8年くらい前)から、現在在籍している看護師は一人だけ、ほんと出入りが激しい。

 

ところで、その看護と介護の関係性、立ち位置はなかなか微妙だ。私の施設は医療的な側面も担っており、看護の指示のもと、様々な利用者対応にあたっている。食事、入浴などの介助や、臥床、離床するかなども、看護の判断が前提となる。急変時や体調不良の際などは、特に迅速な連携が求められる。当たり前だけど、やはり専門職たる看護がいてこそ我々介護の仕事も成り立つ。

 

一方、少数だけど、看護の雑用として介護を見る人もいる。朝昼のバイタル測定は看護の業務になっているが、「〇〇さん、測っておいて!」と指示したり、看護の処置で自分で汚したシーツなどを「汚れているから取り替えておいて」…なんて言ってくる人もいる。本来は看護自身がやる仕事だけど、看護への理解という意味で、ある程度協力している。へんに主張して不毛な争いをしても仕方ないと思っている。

 

以前はベテランの個性の強烈なナースが多くいて、高圧的な態度で指示を出すことが多かった。業務とは別の、それこそ人間性を否定するかのような物言いをする人すらいた。ただ、上述のとおり、職員が入れ替わり、今は30代が中心で職歴も浅い方が多い。以前とはまったく雰囲気が変わり、看護、介護双方で良好な関係、意思疎通ができている。私にもけっこう配慮、気を使ってくれている。*裏では悪口も言ってるみたいだけど(笑)

 

先日も、看護が自分で発見した転倒事故について、事故報告書を「書いといて」なんて平気で言ってきた(さすがに瞬殺でお断りした)。一方、私は遠慮なく自分の考えを伝えることができる、そんな環境に今はある。自分では得意げに正論を並べたつもりでも、実は誤った主張をしていることもあると思う。そう考えればフィフティフィフティ、お互い様ではないか。

 

看護と介護の関係は微妙で、どちらが優位かとか少しは考えることもあるし、双方が立場や事情を主張し合うこともある。しかし、今は意見を言い合える雰囲気が醸成されて、闊達な意見交換ができている。とてもいい関係にあると思う。私をいじってくる看護師もいる。

 

今のこの環境に感謝して、誠実に謙虚に、そして前向きに、いろいろな問題に取り組んでいきたいと思う。