おはようございます♪
適量暮らしを目指すスピリチュアルカウンセラーゆきです♪
ご訪問ありがとうございます♪
今日は校長先生との思い出の品を手放しますというお話です。
その校長先生は、私が新規採用で新設された小学校の給食担当の栄養士として赴任した初の上司となる方で
お花を愛する孤高の人でした。
周りからはちょっと変わっている人と言われていたようでしたが、
新規採用の私は何も知らないので、着任してからすぐに、職員室の机の上を拭いてまわり校長先生の机の上は拭いた後にお花を家から持ってきた花瓶に挿しておきました。
校長先生は「これは誰がやったんだ?」と職員の朝礼で仰ったので、恐る恐る「私です。」(なんか私やらかしたか?と内心ビクビク!)
すると、突然笑顔になられて
「おー!そうだったのかー」と。
それ以来、校長先生の束の間の休憩時間は隠れ家的な給食室の休憩室に毎日コーヒーを飲みに来られるようになりました。
飲みなれない私がいれるインスタントコーヒーをいつも美味しい。美味しい。と言って飲んでくださっていました。
そんなこんなで2年間、私は校長先生の下で小学校の職員として過ごしました。
2年目が終わろうとした春休みのある日、校長先生はたまたまお休みをとっておられて、たまたま校長先生あての電話を私が取ると…
私が教育委員会に異動となる内容の電話でした。
何が、何やらわからなくて、教頭先生にその事を告げると、慌てて休暇を取っていた校長先生に連絡していました。
連絡を聞きつけた校長先生は「2年で異動なんて納得いかん!」と教育委員会に抗議の電話を入れて下さいましたが、決定した事なのでと受け入れてもらえず、私は教育委員会に異動になりました。
異動した後も新設校を立ち上げたメンバーとして学校の先生方とは飲み会に誘って頂いたりしながら交流していました。
それから校長先生もご栄転なさって大きな小学校の校長先生となられました。
教育委員会の職員になった私を在職中も可愛がってくださり、校長先生のいた学校でも職員室の先生方に優秀な子なんだよ。と紹介してくださっていました。(そんなこと思ってくださってたなんてめっちゃ嬉しかったのを思い出します。)
数年後、校長先生は無事に退職されたのですが…
退職を祝う会を開こうとした矢先、病に倒れ意識不明の重体になってしまいました。
それから一年が過ぎようとした時…校長先生は意識が戻らぬままお亡くなりになってしまいました。
退職後は世界中を奥様と旅行したいという夢も叶わずに…
そしてお葬式の後我が家に届いたお品がこれでした。
とても立派な漆塗りの箱で高価過ぎてそして何に使って良いかわからずに、20年間保管してきました。
校長先生との思い出が沢山詰まった物ではありますが、今回ブログという形でその思い出を残して
手放すことにしました。
校長先生。
お世話になりました。
お疲れ様でした。
そして、可愛がって下さりありがとうございました。
思い出はこのブログと共に心にしまっておきますね。
皆さんも最後までご覧下さりありがとうございました。
これで安心して手放すことができます