今回は、
【胚トラブルが発生した際の、
病院側の対応の重要ポイント】
を解説します。
胚のトラブル
✔️凍結胚の凍結・融解時の変性など
✔️胚の紛失
✔️ 誤った破棄
✔️移送の際の変性など
※凍結卵子、凍結精子、
凍結精巣組織(TESE組織)も該当。
昨今は、特に、
SNSでの拡散が最も
気をつけなければならないリスクです。
この際に、
患者側とのトラブルだけでなく、
病院内部からのリーク(告発)により、
SNSで拡散された結果、
「病院の信用失墜、経営破綻」
につながることも大いにあり得ます。
そこで、患者側への対応と同じくらい、初めに大切なことは、
病院内部からのリークを未然に防ぐことです。
このための体制をしっかりと設けているかどうか、
事前の準備も含めてできているかどうか、
実際にトラブルが起きた時に速やかに対応できるかどうか、
が病院側の対応の「鍵」となります。
病院側の体制構築や事前の準備には法的な書類の事前の作成が必要となりますし、
実際にトラブルが起きた際の対応では、弁護士への速やかな相談とアドバイスを受けることが必要になります。
したがって、不妊治療に関する法的問題や、病院経営に詳しい弁護士へ、
相談をしておくことをお勧めします。
【弁護士、事務所情報】
〒150-0044 東京都渋谷区円山町6-7 渋谷アムフラット1階
甲リーガル法律事務所(きのえりーがるほうりつじむしょ)
代表弁護士 甲野裕大
TEL:03-6416-1595(代表)
当ブログに記載されている内容はあくまでも筆者個人の見解であり、全てのケースに必ず当てはまるものではありません。
ケースごとに色々な事情があり、最終的に判断するのは裁判所であることはご留意ください。
したがって、実際のケースでお困りの際には、当ブログの内容をそのまま鵜呑みにするのではなく、弁護士に相談されることをお勧めします。
また、当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて筆者及び当事務所に帰属します。
当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を行うことを固く禁じます。