「ごはんしよう〜!七夕に20時ね!」
そう年上の彼女から連絡が来たのはGWも過ぎた5月半ばごろ。
当日、指定されたお店に向かうとちょうど向こうから自転車に乗ったパワフルな彼女がやってきた。
お店に入ると、焦茶色の木をふんだんに使った小洒落た造りになったカウンターがあり、私たちはカウンター奥のテーブル席に案内された。
最初に出されたお刺身に舌鼓を打ったころ、
カランと扉の音が鳴り、彼はきた。
年上の彼女がこっちこっちと呼び、斜め前へ座った。
まさかそれが彼氏になろうとはその時の私はつゆも想わなかったのである。
人との出会いや縁はどこに繋がっているか分からないからこそ面白い。
周りにいる人たちを大切にしようと思う。