トリガー位置の調整から



合宿が始まりエミールコーチも来日した


わずかでも練習で感じる違和感

試合では大きな壁になる


それを踏まえてトリガー位置の調整から始めた


試合の速射前に決めた位置が

果たしてそれで大丈夫なのかどうか


全神経を集中させて

トリガーからの情報と向き合った



速射前に遠くしたトリガー位置を

今度はミリ単位で少しずつ近づけてみて

違和感を感じるところを探す


人差し指が感じる違和感を捉えて

徐々に遠くする



違和感の感じない位置になったらストップ


遠過ぎて指がカクンと脱力した経験があるので

ギリギリの距離で止めておいた


トリガー位置を決めるときは

練習時の感覚を頼りにするよりも

試合での感覚を基準にする方が良い


練習はどんなに試合のためのものであっても

試合で収集するデータがとても重要


例え100回の練習より

1回の試合の方が勝る




今度は METHOD を増やす


メソッドを増やす

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臨機応変に作戦を変更できる


毎日変わる感覚は時に不安要素にも変化する


試合で自分の求める感覚が掴めないときは

別の方向からアプローチをかける必要がある


あらゆる工夫をして

やりたい動作に近づけていく


一つだけのメソッドよりも

引き出しが多い方が混乱せずに対応しやすい


普段の練習では

色んなことを試しながらデータを分析して

最終形態を確認するところまで研究すると

組立てのスピードが増すことにも繋がる


試合のときに

どんな感覚になったとしても

最終形態を理解していることで

それに近づけながら試合することができる


試合で感覚が捉えにくいからといって

力んでいるだけが原因とは限らない


毎日感覚は変化するので

絶好調の感覚にならないことはある意味当然

それをどのようにアプローチできるかが大事


例えミスや失敗をしても

どう立て直すかが一番大事


後悔して終わると長いこと引きずるので

そうならないためにも

最後まで立て直しを試みながら競技を全うする


一生懸命 最善を尽くして向き合うと

後悔よりもやり切った感が残ってくれる


次に進むためにとても大切な向き合い方 スター


どう分析して練習するかによって

引き出しに入るかどうかも決まってくる



ただ弾数を決めて撃つ練習ではなく

引き出しを増やす気持ちで真剣に取り組むと

試合に生かせるメソッドに変化する 上差し



ベクトルの葛藤を一時停止したら

昨日のブログとは違って

なんだかスラスラと書いている 凝視


目指す方向を明らかにするために必要なベクトル


大事なベクトルがどこを向いていても

自分がどんな射撃をやりたいかは変わらない


それだけでもいい



悔いのないように取り組みます






飛鳥交通株式会社

ライフル射撃 ピストル射手

小西 ゆかり