お疲れ様です！小西です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか？
３月もまだ寒暖の差がありますね！
寒くても桜が咲いています
施設に暖房はありません。
室内は外よりも寒い空間でしたが、防寒対策をしっかりと行い、今年度最後となる冬季の連戦を無事に終えました。
10mの室内種目とは違って、装薬弾を使用する種目は射前が屋外なっています。その為、天候からの影響を受ける環境です。
いつも何台かストーブをつけてくれるので、シリーズ毎に射座から出てストーブの前に行き、冷たい手を温めながら撃ちました。
ホッカイロでは間に合いません
国内での連戦は５試合
約１ヶ月でリハーサル１つを含めると９試合
結構な頻度でしたがリハビリ治療を継続していた為、反復性緊張型頭痛に悩まされることなく終了デス
３月 ー大会結果ー
全国冬季ピストル射撃競技大会 優勝
冬季ピストルNT選考記録会 ２位
(25mP60W)：朝霞オリンピック射撃場 決勝戦 無
冬季ピストルNT選考記録会 ４位
冬季ピストルNT選考記録会 ２位
(10mAP40W)：埼玉県長瀞総合射撃場 決勝戦 有
平成28年度全日本ライフル射撃選手権大会 準優勝
(10mAP40W)：スポーツ・パルの郷藤枝射撃場 決勝戦 有
３秒７秒の速射回転標的の映像⇩回転速度は射座によっては若干のズレがあるので、タイミングを合わせるリズムが掴みにくい時もあります。
普段は室内で電子標的を使用して練習しているので、回転標的の映像だけでもと思い撮っておきました。
12日〜15日に冬季の各試合を終えて、
翌日16日には静岡県藤枝市へ入りました
藤枝の射撃場に来るのは今回が初めて。
人の脳は、初めてのところでは、
先ず環境に慣れることを考えるそうです
でも標的があって道具があれば、やる事は同じ。
だから、慣れることを考えなくても大丈夫
写真は藤枝で最初に撃った弾着⇧
16日はJISSに行ってから藤枝市に移動しました。
午後から練習を予約していましたが、キャンセルして先ずJISSに向かいました。
JISSにはブルガリアからエミールコーチが来ていたので聞きたいことを教わりました。
『軸の取り方』を中心に質問
インド遠征で一度はハマった正確なポジション
しかし、帰国後にその再現力を高める研究練習をする中で、解決できない不明な点がいくつかありました。
Q. 重心はどの位置で始まって、射撃姿勢をとったらどの位置におくべきですか？
A. 重心は銃を構える前の位置のままで、上半身だけ少し背面で安定させる。
Q. その意味は、下半身と上半身を別々にコントロールするのですか？
A. その通り。
Q. 下半身と上半身のツナギは意識すべきですか？
A. そこまで意識しなくても大丈夫。
そうだったのか……
私は丹田を意識して下半身と上半身を繋げようとして、でもやればやるほど体感はしっくりいかない。
インド遠征でハマったポジションが中々とれなくて、頭と身体を使って仕組みを考えてもわからない点でした。
握り方も手首の使い方も、どのパーツが何をサポートしているのか自分の認識と違いました。
あれだけ教わって修得しているはずなのに、理解している根拠がその目的と直結できていないことがある。
理解するスピードよりも、
正確に理解する方が絶対に重要。
エミールコーチに会いに行って良かった
見た目には然程変化を感じませんが、
私の中では全然違う。
試合中も姿勢を意識しながら撃っている映像⇩
課題はまだあって、最大の課題はトリガリング
課題はまだあって、最大の課題はトリガリング
三連覇したい気持ちをなるべく意識しないようにして、試合で姿勢をきちんととることを考えました。
イメージは決勝戦まであり、決勝戦と本選のイメージは別に捉えていました。
決勝戦での課題があったので、それぞれのステージにそれぞれの課題をおいて挑戦しました。
本選では決勝に進むことが既にイメージプランの中にあったので、不安を軽減する方法に繋がっていたと思います。
8:30スタートの本選。決勝は16:00から。
要綱やプログラムにはそう記載されていましたが、実際には15:00スタート
私は一旦市内に戻っていました。
射撃場までは混んでなければ車で40分位です。
そして、その連絡が入った時には射撃場に向かう途中で、他の人から聞いて既に承知していました。
ルール変更前で行われた決勝戦では、最後の最後に課題を克服できなかった自分のせいで８点に飛ばし、優勝を逃しました…
彼女の追い上げは素晴らしく、撃発も速いタイミングで撃ち切っていた！！
私はラストの一発を撃った時、
人目を気にせず自分に対して喝をいれました。
でも、悔しさよりも納得だった。
抱えていた課題は克服できなかった。
中山亜矢さんの素晴らしさ決勝戦の時間が変更されたことを知った中山さんが、走り回ってファイナリストを探し、射撃場に居ない人にはどうにかして連絡を取れる様に関係者をあたったそうです。
実際に市内から移動している時の連絡は、私の番号を知っている木田コーチからの連絡でしたが、中山さんからお願いされたとのことでした。
それを知ったのは、全てが終わってからでした。
私は物凄く感動して少し泣いてしまいました…
中山さんの行動は、スポーツマンシップそのものです！
自分だけ良ければという身勝手な事は一切なく、同じ舞台に立つ選手の事を考えた。
私は中山さんの高得点はもちろんですが、この素晴らしいスポーツマンシップに賞賛し、心からの祝福の言葉を伝えました
そして私の方は、自分が課題を克服できなかった事に心底納得して、ラストの８点を神様からのプレゼントとして有り難くいただいて帰りました。
神様から添えてあったメッセージ
ガチでやりなさい！！
必ず克服しなさい！！
私の為に最適な贈り物でした。
飛鳥交通株式会社
ライフル射撃 ピストル射手
小西 ゆかり