タイトルは射撃人生初のイエローカードに対する気持ちからです。
試合結果はFacebookでご報告いたしましたが、イエローカードを出されての75位
おそらくドイツ時差調整初日の眠気と怠さは、時差ボケではなく体調不良の初期症状だった様です
翌日から二日間は、ホテルの部屋で休んでいました。
三日目の夜は、扁桃腺の痛みに耐えられず、一睡もできませんでした
薬を貰ってホッとしたのも束の間、喉の痛みが一向に消えない
光を照らして喉を確認すると、白いものが付着していて、日に日に広がってしまいました
細菌性のものだと、抗生物質を服用すれば咳や熱も出て、菌と戦って治りそうですが、どうやら違うみたいです
抗生物質 フロモックス100mg・鎮痛剤 ロキソニン60mgは、私の喉には効いてくれませんでした
試合は二日間
初日の精密射はアメリカWC大会の反省を活かした内容で、10点に嫌われる様な着弾ではあったものの、本人は80%納得できるものでした
そして迎えた翌日の速射
見えにくいですが、下の段が速射です
10発ずつ表示されています
中央のSeries2、
この時にイエローカードが出されました
私は試合が始まってから、フワフワと目眩がして、サイトと的が定まらなくなりました
目の前が暗くなって、何度もまばたきをしながら撃ちました
射場役員からイエローカードを出されて、
えっ なぜ…
この時、自分の意識ではサイトや的が見えなくなった程度だったのですが、身体が完全にフラついていて、あろうことか台に触れてしまった様です
そういえば下半身にも力の感覚がなかったので、倒れそうだったんだと気付きました
だから脚を踏ん張って撃ちました
全発撃ち終えたので椅子に座っていると、ロードがかかりました
それは私へのコール
((でも、私はまだ気づかず座ったまま))
役員から君だよと促され、慌てて眼鏡をかけ、プロテクターを装着、弾を5発込めるにも極度に焦って手が震えてる
ロードから60秒でアテンションがかかるのに、私は時間もはかっていないどころか、後何秒かもわからない状態
最悪!!
間一髪でしたが5発撃てた
何が何だかよくわからない時間でした
その後、病院へ
ウィルスの感染症と診断されました
抗生物質 100mg→500mg
鎮痛剤 60mg→400mg
落ち込む私を励ましてくれるかの様に、可愛い男の子がやってきました
ドイツはキレイな街並みを保っています。
喉は痛いけど、食欲はありまして
なるべく柔らかいもの。友人が調べてくれた気を付けないといけない食べ物。
頭に入れながら最後の朝食
トマトはなのに、一粒。
マスタードは喉にかなりしみるので、つけないでソーセージ
紅茶も冷めてから。
生ものはだけど、美味しかったスモークサーモンを一つ。
やっぱり、この後は激痛に襲われました
薬漬けの日々
ドイツでは帰国前日ともあって、時間があまりなく、緊急に対応して頂きました
処方箋は2日分
治るかな…と淡い期待をしましたが、機内で右耳の鼓膜が破れそうな痛みがあって、喉と鼓膜が痛い
そして今日は夜間病院を受診
耳鼻咽喉科の専門医に診てもらう為に、明日も病院へ行きます
そんな私の最悪の報告の中、
神奈川県警察の松田知幸選手が、銅メダルを獲得し、オリンピック出場権を手にしました
銅メダルはズッシリと重かったです
写真の中のもう一人の男性は、自衛隊体育学校 山下敏和選手。
彼はアメリカWC大会でオリンピック出場権を獲得しました
現時点でライフル射撃からは、ライフル❶ピストル❶のリオデジャネイロ五輪出場です。
早く喉の菌とサヨナラして、意識をしっかりと戻したいです
この療養生活中に、今後のイメージと目標を考えて定めたプランと向き合いたいと思います
Going My Way
スーパーで見かけた彼が、無言で教えてくれたMESSAGE
飛鳥交通株式会社
ライフル射撃 ピストル射手
小西 ゆかり