本日、全国高校サッカー選手権決勝が行われました。

岡山学芸館高校の皆さん、お祝い優勝お祝いおめでとうございます。

そして、東山高校の皆さん、素敵な試合をありがとうございました。

このタイミングでこんな話題が頭に思い浮かびました。

 

『学校に部活は必要か』

徐々に、外部指導に移行する流れになっていますが、部活動に教員が関わるべきか。

 

私は、サッカー部の顧問を6年間勤めていました。

そのうち3年間は副顧問として、残りの3年間は正顧問(監督)をさせていただきました。私自身、サッカー経験はゼロで、リフティングもほとんどできません笑

それでも、「よろしく」と言われれば、やるしかないのです。

練習試合では審判をさせられるは、土日は毎週丸一日練習試合の引率をさせられるはで、休みはお盆と年末年始の数日のみ。ちなみに、初蹴り(蹴り初め)という文化があるため、1月2日から部活開始でした。土日の手当は申請をしたらもらえるのですが、半日しても2泊3日の合宿に行っても3時間以上の部活で1日最大2000円(以前はもっと低かったですガーン)。

 

こんな話を聞けば、「やっぱりブラック!」と言われるのがオチです。

もちろん、忙しいし、疲れるし、非常に苦労します。ただ、それだけではないということを忘れてほしくはありません。

 

部活で見る子どもたちの姿は、授業やクラスで見る子どもたちの姿とは違います。

いつもは陰に隠れている子どもが、光り輝く瞬間が見られるのです。

それだけでなく、いつもは見えない子どもたちの人間関係や性格なども知ることができます。

勝負事であれば、友人と抱き合って喜ぶ姿や悔しくて涙があふれる場面に出くわすこともあるのです。

 

要するに、決して悪い面だけではないということ。

子どもたちの成長する瞬間にも、たくさん出会える場であるということ。

だからこそ、こういった経験を1度はしてもらいたい。

経験したうえで、「あなたはどうするか」という議論ができるはずです。

かけがえのない経験になることは、間違いありません。

 

人生をプランニングしていくうえで、バランスを考えることは非常に大事です。

誰しも、教師という一面もあれば、そうではない一面も持っています。

そういう自分の一日、一年、一生を考えたときに、バランスよくプランニングできる選択をしていくことが正解だと思います。

重きを置く部分は、人それぞれですので。

 

そういった選択ができる制度があると、ありがたいということです!笑

 

選手権の決勝を見ながら、あの頃プレーしていた選手やその保護者、一緒に見ていたコーチを思い出し、懐かしい気持ちになりました。

みんな元気にやってるかな?