協力コ-チの北垣です。

前回は8回にわたり、私自身の神戸マラソンに向けた練習計画(成功例)を紹介させていただきました。今回はその2年後54歳時に行った失敗例についてお話しします。マラソンにおける体力低下を年を追う毎に自覚してきた時期になんとか踏み止めようという焦りが先行していたものだと終わってしばらくたってからわかりました。失敗例を全てお話しした後で、最後に、では50半ばこれから体力が落ちる中でどのような考えで練習に取り組めば良いか私の考えを述べたいと思います。

 

練習計画(失敗例)

 

https://media.toriaez.jp/y2513/2.pdf

 

8月に54歳を迎えるにあたり自分の体の中の変化というものが自覚されてきた時期だったと思います。前年53歳時の練習を通じ感じてきたこととして以前に比べて疲労回復が遅い。週末にポイント練習を行い次の週末のポイント練習までは疲労回復のジョグと週中に1日だけ10.5キロのビルドアップ走を行いますが、ビルドアップ走が快適に走れない体が重たく感じていました。もう1つは体の動きを大きくしてスピ-ド感覚を鈍らさないことを目的に流しや760Mのインタ-バルを行いますが。足裏地面コンタクトの感覚が鈍くなってきている。以前は着地からキックに至るまでタッ!という感じでしたがタッッ・・・ 感覚になりますがコンマの世界で遅くなっている。あと踏ん張る力が弱くなっている。そういったことを覚えながら今回のサブスリ-任務をレ-スから逆算してどう組み立てるかを考えました。

 

練習計画の大枠

4~6月

 例年通り週末休日は24キロ~30キロまでの低速ロ-ド走で長距離に対する耐性を徐々につけていく(いつものパタ-ン)

 脚筋力強化を目的に坂道を利用したテンポ走、プライオメトリクスを参考にした足首周りの補強実施  (例年からの変化)

7~8月

 酷暑を避け週末休日クロスカントリ-中心に例年以上の長時間走り込みでマラソンの地足を作る(体力、脚筋力、基礎持久力、精神力養成) (例年からの変化)

9月

 夏の疲れを除去しながら週末休日は30キロロ-ド(タイムは抑えて)に移行  (いつものパタ-ン)

10月~レ-ス4週間前まで

 週末休日は30キロロ-ド(キロ4分30秒前後)で長距離耐性向上 (いつものパタ-ン)

レ-ス4週間前~レ-ス

 疲労回復体調調整を行い2週間前のハ-フマラソンで最終チェック (いつものパタ-ン)

 

実績はペ-ジ上部に掲載されている練習計画の通りですが、次回は実際にどうだったのかその当時の考え方なども交えてお話しします。

 

緑の風ホ-ムペ-ジはこちら

 https://www.midorinokaze-run-run.jp/index.html