先日、名古屋のゴスペル仲間VOVのメンバーの人たちと熊野古道へ行ってきた。
悪天候を呼ぶ男とよく言われる私だが、今回はほとんど晴れて安堵。
まず特急で名古屋から新宮へ。初日は本宮から熊野古道を水呑王子を経て発心門王子まで歩き、熊野パワーを大いに貰った。
そしてホテルでは川原の温泉を堪能。
夜の宴会では恥ずかしくも「熊野路ひとり」という70年代にみんなの歌で取り上げられた歌をミニキーボードで弾き語り。
二日目は朝から十津川村の熊野川の瀞峡へ行き、吊り橋に脅えた後に船での川巡りを。奇岩立ち並ぶ光景には何とも言えぬ不思議で静謐な空気が漂っていた。
そしてその後、標高1000メートル強にある玉置神社へ。ガイドブックにもあまり紹介されないが、実は熊野の奥の院なのである。
参道の古き大木たちから発する不思議な心地好さ。きらびやかさなど無いが、幽幻さ漂う神社。妖しく立ち込める霧。熊野の真髄を少し覗いたように思う。
最後に千枚田を観て新宮へ戻り、特急で宴会をしながら賑やかに名古屋へ。
心に深く残る熊野路の旅だった。そして楽しいひとときを過ごせたVOVのみんなに感謝。感謝。