
数カ月前に入手した中国製の古い楽器PARROT No.6435。
完成しました。完成といっても古い品物なので”一定の完成”という表現が適当ですかな。
先日、記事しましたがLow-C#キーの針バネが弱く、というかキーポストへの接合が甘く、一見キー(タンポ)はキレイに閉じてる様にみえても、
あるいは簡易チェックでキレイな音が確認できても、実奏では再低音時、とりわけサブトーン時にノイズとヘリコプター音が発生するという現象に陥ってました。
ジャストフィットの針バネが手元在庫になかったのですが、近い寸法のバネをかなりシビヤに成形しジョイントに成功。
おかげで、最低音までスムーズに、そして豊かなサブトーンも響く様になりました。
元々の設計完成度合いの影響もあり、現代の楽器、あるいは模倣元となっているセルマーと比較すると演奏時の違和感はありますが、楽器としては機能するようになりました。(^^)
この楽器、、、なんせルックスが良い(^^)
私は見た目で入るタイプです。シルバーメッキ、バランスアクションライクなネック、マーク6を模倣した全体デザインとりわけジョイントリングの縄目模様には拍手もんです。
そして全体的にはマーク7なみのボリューム感と重量感。
なので、アクションはさておき、音色は図太く、スイート。
手元に置いておきたい気もしますが、なんせピッチバランスの完成度がイマイチなので、私のように吹奏楽でもプレイするとなるとちょっと苦労するかも。
なので嫁に出すつもりです。(^^;)
もともとあっさりとした彫刻があったのですが、あまりに寂し気だったので結構加えました。
私がリスペクトする昆虫(スカラベ)も彫りました(^^)
めぐり逢いというのは、まさにこの楽器のような事でしょう。
ジャンク品として、解放のC#しか出ず、そのままではスクラップだったかも知れないこの楽器、、、
現役として働けるレベルに復活しました。
しかも、何度もいいますが、、ルックスがいい(^^)
どなたかの役に立てばと思っております。
さー、仕上げとして、作業用マーキング消し、手垢や油、接着剤等をキレイに落としてあげよう。
嫁入り支度ですな(^^)