
新しい年を迎えました。
初日の光は残念ながら曇りだったため8時過ぎ、昇りきった後の太陽を拝みました。
昨年も色々ありましたが、今年も色々ある事でしょう。毎日、しっかりやっていこうと思います。
年末年始の休日を利用し、先日3,500円程で手に入れたジャンク品のアルトを整備していました。
昨年は1年かけて、いろんなジャンク品や古い楽器(機能していない)を入手し整備にトライしました。
毎回、手にするにあたり「これは、、、治せないかも、、、」と感じつつ、全て治していますが、
今回入手のアルトは「こりゃーダメかも。。。」と思いつつ、Low-Cまでは出るようになりました。(厳密にいうとG#、Low-C#を除く)
とにかく、いたるところ変形の度合いが強く、、まー解放の音しか出ないという状況。
これまでも同様の状態のものはありましたが、キーアクションはなんとか動いてました。
ところが、、、この子はキーすらまともに動かない。
よほどメチャクチャに分解してしまったんでしょうね。そしてドツボにハマっていった。。
サックスの状態は、観たり、あるいは当然ながら吹いたりすればどんな状態かわかりますが、
私達の場合は、「触れば」どんな状態かほぼわかります。
今回は、本当に化学実験用の個体にしかならんかなーと当初思ったりもしましたが、
意外にも金属パーツが強かった。
要は、曲げたり、ねじったりで折れてしまいはしないかと想定しましたが、、予想外に金属の粘り気が強く耐えてくれそう。
バネもさだめしモロかろうと思いきや、意外にも強い。交換せずとも調整でいけそうなのである。(^^)
一番の心配要素だった(酷い変形のGキー)もイチカバチかのエイヤ!で曲げてみると耐えてくれた。
タンポは当然、全て交換。
そうして、再高音から右手再低音のLow-Cまではスムーズに鳴るようになりました。
結構、素直な音が出ます(^^)
今回、難関と思っているのは左手テーブルキー群です。変形が酷い。
しかもLow-C#キーの構成パーツがなんか変、、
残すはあと4アクションと3孔だけ、、、ここからは苦戦しそうだ。しかし、
ここまできたらこの子を生き返らせる(^^)
おそらくは、ローコスト国で生産された超廉価版の格安サックスと思われるので、ピッチバランスは悪かろうと想定しますが、
とりあえずは全て”鳴る”楽器にする。
実用、実演に適するかどうかはそれからの判断である(^^)