
画像の昆虫は「アオバアリガタハネカクシ」ではありません
これはアリの一種です。
胴体が青とオレンジのツートンカラーとなっていますが、このアリとアオバアリガタハネカクシがとてもクリソツなのです。
大きさも同じくらい。
だから、大抵の人々は「アリ」だと勘違いし油断してしまうのです。
しかも、こんな小型の昆虫に近寄ってじっくり見るのは香川照之先生や、昆虫学者や、私くらいしかいません。
考えてみれば油断もなにも、、、この類の小型昆虫は蚊や蝿などと一緒でいつの間にか体にとまってたりする。
で、モゾモゾッと動いたりしたら「アッ、虫だ」とばかりにパチンと手でたたいたり、触ったり、、、
運よく瞬間抹殺あるいは払いのけられれば、まだしもラッキーだが、
相手を興奮させてしまい噛み付かれたらおしまいとなる。。。数日後に水ぶくれっぽい、帯状疱疹のような、あるいは広範囲にヤケドただれみたいな症状が現れてツライ思いをしてしまうこととなる。
しかし、この世の大抵の生物はやたらと毒をもって攻撃してくるようなテロリストみたいな奴はほぼ居ません。
ヘビ、ムカデ、サソリ、ハチ、ミノカサゴ、ゴンズイ等々、たくさんの毒をもつ生物が地球上の身近には沢山生息しているが、やたら攻撃する奴なんかいません。
多くの生物はその毒を使うとき自分の身の危険も伴うからだ。中にはハチの一種など刺したら自分の命も終わりという「特攻」のような生物もいます。女王蜂を守るため自らの命を犠牲にして敵を駆逐しようとするものなど。
だから、やたら興奮させなければ攻撃してくることはない。
騒いだり、騒動する人間が悪い。
但し、上述のアオバアリガタハネカクシやチャドクガの幼虫(ケムシ)など、攻撃しかけたつもりなどなくても、思わず偶然接触してしまう場合は仕方ないですね(^^;)
このような場合は、
・皮膚科や病院の先生に早めに診てもらう。
・患部をやたらと触らない。
・着衣は他の家族の洗濯物とは別に選択する。
・栄養と睡眠をしっかりとる。
よくザワつかれる「セアカゴケグモ」、私の素人調査では悲しいかなもうすでに日本国内に居ついたと思いますが、しかし、セアカゴケグモがわざわざノコノコ巣から出てきて人間に噛み付く事はない。
身近な毒蛇「マムシ」も、通常はマムシのほうがクリビツして逃げだします。しかし、もしトグロを巻いた状態のときはとにかく離れること。トグロ→臨戦態勢です。長尺状態のときは蛇は瞬発力を発揮できません。しかし、トグロ状態はつまり飛び掛かるための体制なので要注意。2~3mくらい離れたほうが良い。
最も身近なハチも、こちらから攻撃しなければわざわざ飛んできて刺すこともない。ヤバイのは、巣に近寄ろうとしたり、巣を刺激したりした場合だ。これはヤバイ。兵隊ハチどもが総攻撃をしかけてきます。なんせ彼らは女王蜂を守る決死衛兵隊だ。
私もまーまーやられた経験があります。
蛇に噛まれたこと、コウモリに噛み付かれたこと、ゴンズイに接触したこと、
ハチやクラゲ、蜘蛛は茶飯事。
キリギリスやカミキリは毒はないけど、歯がするどくて流血したり。
メキシコで一度宿泊先のホテルのベッドの上にサソリがいたことがあったが、刺されることもなくサソリはどこかへ隠れてしまい逆に見えない恐怖に恐れおののいたことも。
ながーく生きていると地球上の仲間たちとの痛い触れ合いも沢山あります。怖くて痛いけどなんとなく楽しい。(^^)
夏は生物たちも活動がさかんです。用心にも限界がありますが、出っくわしたら慌てないこと。
被害にあったら無理せずドクターに診てもらうこと。
そして周りに知らせてあげることですな。
(^^)