
昨今の夏は、昔と比べると色んな要素が違います。違うような気がします。
先ず、やたら暑い。気温が高い。
ゲリラ豪雨や、線状降水帯など、凄い降り方をする。
私たちが小学生だった頃あたりと比べますと明らかに変化しています。
地球温暖化の影響でしょうか。
その様な中で私が感じている変化はセミの出現の様相です。
梅雨明けをセミの出現で判断するという私の個人的な話は何度もここにて記事していますが、
そのセミの出現の仕方が昔と今では構図が変わってきていると感じています。
【昔は】
先ずニイニイゼミが鳴き始める。やがてそこにアブラゼミが加わる。夏本格到来にてクマゼミがけたたましく鳴き始める。夏の終わりに差し掛かる頃ツクツクボウシが鳴き始め、山間ではヒグラシが鳴く。といったプロセスだったと記憶しています。
【最近は】
梅雨明けと同時にいきなりクマゼミが鳴き始める。次に細々とアブラゼミが加わる。ニイニイゼミの声はなかなか聴けなくなった。ツクツクボウシは夏の終わりかけにたまーに聴ける。ヒグラシは昨今聴いてない。。。
小学生の頃から早起き生活を続けていますが、当時は夏休みなどほぼ毎日、早起きして熊大薬学部の森にセミ取りに行きました。毎年毎年、それが夏の日課でした。
だから、昨今のセミの出現様相の変化を個人的にそう感じるのです。
地球温暖化の進行や地域の開発、緑の減少などで色々と生物たちのライフスタイルも変化を余儀なくされているものと察します。なんだか、恐ろしさを感じるのは私だけでしょうか。。。
ちなみに、ガキの頃はセミ取りにおいて最高の目標はクマゼミでした。
大きくて艶あり黒の胴体、大きくて透明なハネ、激しい鳴き声、このセミを捕まえると大きな満足感を得ていました。対してアブラゼミは胴体がマットブラックでハネも茶色だったのでなんとなく評価小(^^;)
ニイニイゼミに至っては、小さいし、鳴き声もダイナミックではないのであんまりおもしろくなかったが、、、
オトナになった今ではこのニイニイゼミが一番ハートにズキュンとくる。
可愛らしい小さなサイズ、ダイナミックではないがCoolな鳴き声、そしてなんといってもハネの模様が素敵なのだ。迷彩柄で白く見える部分は実は透明だ。このことにガキの頃は気付けてなかった。
とにかく美しいのだ
最近、ほとんど樹木では見かけません。鳴き声もするので居るのは間違いないが、なかなか見かけなくなりました。おそらく個体数が何等の理由で減っていると個人的に想定します。
夏になると、ニイニイゼミに逢いたいなあという気持ちにここ数年なってしまうとともに傷心を感じます。
地球は素晴らしい