
毎朝、森を散歩します。
ここ、県庁の森は非常に気持ちいい。美しいし静かだ。
私が散歩する時間帯は超早い時間帯なので誰もいないのでマスクをとって歩く。
地面に生息しているコケの緑色が鮮やかで美しい。とりわけ朝は水滴のお陰もあり一段と美しいのです。
この季節は、地面のコケの観察と併せセミの幼虫穴を捜します。
1平方メートルあたりいくつの穴が前日と比較し増えているか?など。
ごくまれに、孵化中のセミに出くわしたりするがその場合は困る。ニンゲンの存在を感じてしまうとそこで孵化脱皮が止まる場合があるからだ。
見つけた場合は、喜びつつも静かにできるだけ空気を揺らさない様にし離れる。
気象庁が毎年梅雨明け宣言を発しますが、様々なパラメータを用いての判断でしょう。
私の場合は梅雨明けと夏到来のタイミング判定はセミの出現をもって判断します。
私の梅雨明け宣言からほぼ1週間以内に地方気象台が宣言をします。
我ながらまーまーの精度とみなしています。
トリガーは、「ドカ雨」です。
梅雨の終盤に例年、ドカ雨が降ります。
日々の降水による地中の水分含有率が増し、とどめのドカ雨でピークを迎え、その後の晴天による乾燥過程をセミの幼虫達は敏感に察知し、
それをもって夏の到来、地中から地上への出現と成虫への変態のタイミングを判断しているのだろうというのが私の長年の素人研究による仮定です。
およそ30年以上、観察してきていますが過去のどの地域においてもほぼ、この趨勢は変化なし。
科学的根拠まで突き詰めてませんが、おそらく間違いないと考えます。
こんな事など考えながら、早朝を過ごす。
50年近く早起きスタイルを貫いているので、「そんなことして意味あんの?」と誰かに問われても、
「勝手にさせてください」
としか答えようがないのです。
しかし、
早寝、早起きは本当に素晴らしいですよ(^^)
夜行性ではない生物は、やっぱりこのほうが良いと考えます。