前にも書きましたが勤務先工場のシャッターハウスの中に毎年セキレイ(ハクセキレイ)が営巣にやってきます。
正直、、迷惑なんだが、、、
古い建物のためこのシャッターハウスに若干の隙間がありそこから侵入し営巣する。
生き物は何でもそうだが、鳥も帰巣本能ならびに優れたGPS機能を持っており、このセキレイ一族は毎年、代々、ここへやってくる。
迷惑でもあり、また微笑ましくもあり、微妙な環境だ。
毎朝、ほうきを持って付近を掃除していると親鳥が警備にやってくる。
キセキレイと比較するとハクセキレイは、人間慣れしている方だが通常はやはり警戒心が強い。
しかし、営巣~子育て時は付近に近づくと警備のための威嚇行動を取る。
顔も可愛らしいし、先方は怒鳴ってるつもりだろうがこちらにとっては可愛らしい鳴き声にしか聞こえず、私にとってあまり威嚇になっていないのが現状だ。
とはいえ、気持ちはよく解るので親セキレイたちが私を見つめて威嚇するときは、
「大丈夫だよ、なんにもしねーよ。正直、迷惑もしてるがチビが巣立つまではなんにもしねーよ。」
と話しかける。(^^)

一昨日、他の従業員がこの巣を一掃していた。
背景としては、まーまー育ったヒナの足が巣を構成する枯れ枝に絡み飛び立てない状況だったらしい。
で、落ちたのかな?
そこでその社員は、ヒナの足と絡んだ枝を解いてあげたところ、飛んでったそうな。
めでたしめでたし、、、と思いきや、、親鳥たちは巣を攻撃されたと認識したらしく結構、威嚇してたらしい。
現場に立ち会ってないので全て聞いた話だ。
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さて、
昨日、今日と朝、出勤するとどうやらその親鳥たちらしい、2羽のセキレイが私が車から降りると、
飛んできて、近寄ってきて、ピーピーピーピー威嚇してくる。
画像はその内の一羽だ。
「俺の顔を覚えてるの?!」
どうも、、、、私が巣を破壊した人間と思い込んでるようだ。
まーまー、執拗に私の後を追ってきては威嚇する。
前述の通り、全く迫力がないから怖くないけど。
しかし、誤解しねえでくれよ
俺じゃねーよ
てゆーか、毎年、暖かく見守ってきてるじゃないか
貴方たちの営巣下の枯草、枯れ枝、そして君たちの糞を清掃してるのも俺だぞ
一昨年は、巣立ってすぐの小鳥が工場に迷い込んでしまったのを、無事に解放したりして貢献してるじゃねーか
と、思うのだけれども、、、
ハクセキレイたちには覚えた顔の人間が、とにかく自分たちの巣を破壊したとしか認識できてないんでしょうね。

2030年までには動物の翻訳テクノロジーが開発されという予測があります。
もしそのような機械が入手できたら、ここへやってくるこのハクセキレイ一族の声を解読してみたいと考えます。
私はできるだけ生物は大事に見守りたいと考えている人間の一人ですが、やっぱり、、、誤解されると悲しい。

あのセキレイのヒナは、無事に生活できているだろうか?