
久々の投稿となりました。時間調整が甘く人生にゆとりがなく、すっかりご無沙汰しておりました。
3代目テナ子の里帰り、
高校2年のときにオヤジから買ってもらったヤナギサワのアルトサックスが初めて手にした自分のサックスでした。その後、夢と野望を抱いて上京し、上京一か月後に無謀にもローン組んでカイルベルスのテナ子(テナーサックス)を買いました。(初代テナ子)
その初代テナ子も貧乏の極まりで、、、泣く泣く売却。そして随分後によっやっと憧れのアメセルM7を入手(二代目テナ子)。それまでの間、繋いでくれたのが画像左のオールドニッカン。
しかし、、M7も再びボンビーに陥り泣く泣く売却。。
先のニッカンを当時勤務先の軽音楽部より買取、オーバーホール。3代目テナ子となり熊本へ連れて帰った。
帰熊後、尊敬するズージャ(JAZZ)のパイセン(先輩)のM6を吹かせてもらったところその吹奏感と音色、響きに大衝撃、またまたローン組んでいよいよむかーしからの憧れだったアメセルM6を入手、4代目テナ子となり現在に至ります。
3代目テナ子のニッカンは一度、高校の後輩の元へ嫁ぎました。
しかしその後、当時のお弟子さんが自分の楽器を紛失という悲劇に遭遇、、
先の後輩は嫁いで子供も生まれ全然使ってないとのことだったので買戻し、このお弟子さんの元へ嫁いだ。(^^)
そのお弟子さんも数年前に嫁ぎ、それ以来師弟関係もなくなりました。
つい先日、その元弟子より久々の連絡。
「久々にケース開けたら、なんだかサビみたいのができてて、、、。」
そうして、急遽、私の元へ里帰りというわけ(^^)
私のできる範囲でのメンテナンスがはじまったわけですが、ニッケルメッキ表面の薄い腐食、トーンホールのエッジ部の不純物、いくつかのタンポの表面劣化程度のダメージでした。
磨き、調整、クリーニング実施し、試奏。
ほぼ、3代目当時のパフォーマンスに戻ったと自負(^^)
このオールドニッカンはF#キーが無い時代の楽器だ。
細見で、材質も少し薄いが、その分音抜けバツグン!
宇宙戦艦ヤマトの波動砲並みの直進性のある音が魅力。
ジャズ、クラシックにも全然使えるが、ロックバンド等大音量バンドでも対抗できる逸品なのだ(^^)
素晴らしいニッポンの名器、古き良き時代の楽器だ(^^)
明後日には、嫁ぎ先の元お弟子さんところへ帰る予定。
これからも大切にして頂きたいものです。
記念に3代目と4代目テナ子のツーショットを撮らせて頂きました。
感謝(^^)