
ADGとは、アシダカグモを表すJoshua式略称コードだ。
ADGとの和平条約締結後、もうかれこれ3年くらい経つだろうか。
50年来恐れ続けてきたADGが、この上なく尊敬すべき地球同居人に変わり親しみを覚えるようになれたのも、彼らの生態を知ってからだ。(^^)
さて、今朝、
一匹のADGと遭遇。近寄ると相変わらずの俊敏な動きで逃げ惑う。その速さは本当にアニメに登場する忍者レベルだ。
一発、サックスの音を聴かせてみたところ、クリビツして10cmほど動いた。
「音、聴こえるの?」
更に、もう一発、二発と観察すると、音に反応することがわかった。
壁や床、ガラスの振動で伝わってるだけなんじゃ?と考え、距離を1m、2m、3mと離れながら確認すると、
やはり明らかに音に反応していることがわかった。
「ブオー!!」という強烈な一発音ではなく、もしこれがフレーズやメロデイーだったらどうなるだろう?と強い好奇心にかられ、次の曲を吹いてみた。
Body&Soul
Round midnight
Donna Lee
Four Brothers
すると、曲の時はゆっくり歩くのである。
「おまえ、音楽がわかるのかい?」
通常、ADGの動きというのは静と動の繰り返しだ。俊敏に動き、静止する、この繰り返し。
試しに、ADGの優雅な動き(歩き)に合わせて即興でメロデイーをつけてみた。
我ながら訳のわからないフレーズだ。(^^;)
すると、やっぱりゆるゆると歩く。
そこで、今度は瞬間的に一発爆音を吹いてみる。するとクリビツしておどける。
これはー、凄い発見だ!!
と喜んだ(^^)
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その後、調べてみたところ、蜘蛛には耳も鼓膜もないそうだ(^^;)
ただ、足の一部に振動を非常に敏感に捉える部位があり、音を拾うようだ。
音というのは空気の振動だ、つまり波動だ。
その振動を感じてるだけだろうと推察。
メロデイーに反応し、ゆるゆると動いたのは、、、
それまでのクリビツ瞬間移動でスタミナを消費してしまいそうなったのだろう。
これは私独自の推察だ。
ADGはスプリンター、短距離選手だ。爆発的スピードを備える反面、
長期戦に弱い。だから、あんまり追い立てると最初は忍者アクションだったのが、そのうちチャンジーの散歩みたいになり、更に煽ると最終的には戦意喪失、やる気喪失、動くのをやめてしまい、
ペターーっと伏せてしまう。
ペターーーっと伏せる理由は、少しでも平たくなって目立たなくする雲隠れの術のつもりなんだろうが、「君、目立つよね」って感じである。
ADGとは色んな対峙をしてきたが、今回ほど、ワクワク胸躍らせたセッションはなかった(^^)
そして、ますます可愛い奴と思えるようになった。
だからなんだ?
と、そこらじゅうから声が聞こえる。。。(^^;)