BSでやっております「ウルトラセブン」を楽しみに観ています。
幼少の頃の憧れのヒーロー。ヒーローものというのは、子供の頃は本当に憧れ、ワクワクしながらビテレを観たもんです。
しかし、
今、大人になって、還暦近くになって観てみると、、単なるヒーローものではなく、そこには人間社会のブラックユーモアや地球環境問題など、深いものが盛り込まれているということがわかります。

第8話「狙われた街」を観ました。
北川町(架空)に起因する人間の発狂暴走事件が続発。
調査結果、メトロン星人という侵略目的の宇宙人がこの町のたばこの自動販売機を使って覚醒剤による錯乱・かく乱作戦を展開していたことが判明。
(忍術と一緒だ)
地球人というのはお互いを信頼しあって生きている生物なので、薬物でかく乱させ人類どうしお互いを攻めさせるように仕向ければ、わざわざ手をかけて攻撃せずとも人類は滅び地球を攻略できるという計画。
ここで出てくる用語が面白い「宇宙ケシの実」。なんだかやけに自然体だ(^^)
私服警官ではなく、私服ウルトラ警備隊、つまり私服姿のモロボシダンがやけに素朴だ、
そして私服姿のアンヌ隊員がやけに可愛い(^^)
更に、地球人に化けたメトロン星人が古い木造アパートに逃げ込むシーンなども面白い。ここだけ、なんだか刑事ものみたいな感じ。
そして、私服姿のダン隊員と本来の姿に変わったメトロン星人がちゃぶ台を挟んで、お互い胡坐をかいて対座し話し合うというシーンがまた面白い設定だ。(^^)
結果、最後はウルトラセブンによるアイスラッガーとエメリウム光線でやられてしまうんだが、、、

最後のしめくくりがとてもブラックだ。
メトロン星人による地球侵略の脅威は免れたが、ナレーションが言う。
「でも心配しないでください、このようなことがもし起こるとしてもそれは遠い遠い未来の話でしょう。
なぜなら、我々人間はメトロン星人が思ったようにお互いを信頼しあってませんから」
だと。(^^;)

奥が深いですね
ウルトラシリーズ、次回の放送が楽しみだ♪