
まるで異種結婚写真のようだ。
ADGことアシダカグモのお姉さんとヒラタクワガタの青年の2ショット。
残念ながらお二人ともご遺体です。
自然界ではこのようなショットはあり得ない。
ADGは人間の生活環境下で活動する。
人間が出す食材の余り〜生ゴミに集まるGKBR(ブリゴキ=ゴキブリ)を大好物とするので必然的にそうなる。
ヒラタクワガタは森の中だ。クヌギやコナラなどの樹液に集まる。
だから、この2人がこーゆー2ショット構成になることはない。
森の中のクヌギの樹液に、もしこの2人が一緒に居たとしたらそれはADGではなく、KADG=コアシダカグモだ。
ADGとKADGはクリソツだ。よく似ている、少しKADGのほうがサイズが小さい。
KADGは、典型的な自然界で生活する。クヌギの樹液を吸いに来ることもある。
私も53年間生きてきた中で2度ほど、クヌギの木で発見したことがあり、その木だけは敬遠した。
不思議だねー、
とてもクリソツ、体の構造、徘徊性も同じなのに、生活域を住み分けた。
ちなみにADGは、スーパーブリゴキハンター、ご自宅のブリゴキを全滅させたかったら、色んな殺虫剤や駆除剤を用いるのもひとつの手だが、
このADGをおうちに1〜3匹放っておけば、1週間ほどでそのおうちのブリゴキは駆逐されてしまうらしい。
試したことはないけど。
間違ってKADGを放してもダメ、全く効果なし。
ADGがよろしい。
数年ほど前までは、私もこのADGが大の苦手だった。
怖かった、恐ろしかった、逃げ惑った。
しかし、彼女らの生態を知った後、頭の中が激変。
その後、尊敬するようになったし、見かけても怖くなくなった。(ちょっと怖いが)
Respet ADG, love & peace。