人生初の放置プレイ(音楽上の^^)は、18歳の夏、上京後入社した会社の納涼祭でした。
放置プレイというよりも「見捨てられた」のほうが適当だ。
調子こいて上京し、ろくな知識も技術もないのに妙な自尊心が先走り、、、

その日の昼間、軽音楽部のある方から
「サックスやるんだって?ジャズが好きなのか?じゃー、サックス持ってこいよ」
と言われました。後の人生初のジャズのお師匠さんに。
当時、軽音楽部には邦楽歌謡曲系(今でいうJ-POP)バンド、洋楽系バンド、ビートルズ系バンド、そしてジャズフュージョン系バンドがあり、師匠はジャズフュー系バンドで弾いておられました。戦後、米軍基地~ドサマワリのジャズギタリストでらっしゃいました。
「何をやるんですか?」
「今日は、WaveとSpainかねー」
どちらも知らない、、、
「すみません、知らない曲です」
「メンフは読めんの?」
「まーまー」
で、夜、いきなり登板。そんとき初めて営業ドンバのメンフはin Cで、しかも基本メロとコードしか書いてないことを知りました。
Waveはなんとかテーマは吹けたし、アドリブもAメロ部はなんとなくやれたつもりでしたが、周知の通りサビから2回転調するのでぶっぱずれました。それにその後、どこいってるのかわかんなくなった。ケツのテーマは師匠が弾いて曲終了、、、
Spainは、、、のっけから吹けず、、手も足もでない感じ。それでもアドリブはやったろうと吹いたら、、さっぱりわからん。。
高校時代、Fのマイナーペンタトニック~ブルーノートスケールはしこたま意味のない練習をしてたので、酔った勢いもありそれを吹きまくったら、、、
いつのまにか、師匠のギターの音も、Reggieのベースの音も、Sonyのドラムの音も消えてしまってました。。。放置プレイ (==;)
呆れた表情のバンドメンバー、、皆、エイギョーミュージシャン経験者でしたので、そりゃー本当に呆れたお顔でした。
終わった後、恥ずかしくて恥ずかしくて、、悔しくて、悔しくて、、、情けなくて情けなくて、、、凹みました。

でも、この赤っ恥ライブをきっかけに週に二度、師匠の下で修行をさせて頂くことになりました。(^^)

今、思うと、あの放置プレイ&呆れた顔のパイセンミュージシャンのひとコマがあったお陰で、現在いろんな事がわかってきたような気がします。
感謝 for 師匠, Reggie and Sony.
and Foster Electric Light Music society.