
ジャズハノンを、中古品で入手。
定価の半額以下で手に入れることができました。感謝。
Jazz Hanon、、言わずと知れたジャズピアノのスタンダードバイブルのひとつ。
オリヴァーネルソン先生の「Pattern for Jazz」がジャズサックスのスタンダードバイブルのひとつと言えるなら、ジャズハノンはそう言えるでしょうね。
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もうかれこれ20数年以上前でしょうか、、
当時、一緒にジャズユニットをやってた頃メンバーから、
「お前も、ピアノの練習しろよ。」
と言われ、
「こーゆーのやったら、管楽器でもためになんじゃねーの?」
と、言いつつ
チャララララララララ、
チャララララララララ、
チャララララララララ~
とその人は弾きはじめた。
なんだかクラシックのエチュードのようだが、でも鳴ってるサウンドはジャズっぽく、
そしてみていると、右手左手が、機械のように動き回る。。。
「お前もやってみろよ。」
と言われて、そのフレーズの理屈を教えてもらった。
単なる指の練習のように思えたが、氏曰く、
「いいか、3度上を同じパターンで鳴らせ。で、一個づつ音階をずらしてオクターブ上まで上昇していけ。」
なるほど。そこには、指の練習と耳のトレーニングに加え、理論的な思考も必要だ。
「今度は、そこから下降させろ。」
本当に、
なるほどなー、と思った。
聞くと、それはジャズハノンの一節だった。
元々、ダンスバンドで「現場瞬間ハーモナイズ」等をやらされることが多く、なんとなく解ってたつもりだったが、
このジャズハノンの一節を弾いてみただけで、ハーモナイズへの理解が瞬間的に深まった気がした。
氏曰く、
「どうだ、管楽器でも役に立つだろ?せっかくなんだから、そーゆーの解った上で単音出せよ」
なんとも、
奥が深いお言葉だ。
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あれから20年ほど経過し、たまたま土岐先生の教則DVDを手に入れた。
その中には、表現方法こそ違えど同じシチュエーションがあった。
先人、先輩たちはやっぱりすごいなー (^^)
そして、
ジャズハノンをはじめ、むかーしから、今も残っているスタンダードってーのには、
その存在する理由がちゃんとあるんだなーということを理解しました。
ジャズハノン、
恐るべし教則本。
これ、
サックスだけじゃなく、ベースのトレーニングにも使ってみようと思う。
キット、何かを見つけられるような気がします (^^)