手塚治虫先生の漫画に、いちいち泣かされてます。 (^^)


とりあえず、直近の目標だった2曲の譜面補完作成作業がひと段落したので、少しゆっくりすべく、
手塚治虫先生の「どろろ」を観ています。
そして、
いちいち、ひとつの物語ごとに涙しております。(^^;)

ブラックジャックにも、かなりたくさん泣かされました。
手塚先生の作品には「生きる」「命の尊さ」などを沢山感じます。

「どろろ」

といえば、幼い頃の想い出として「どろろと百鬼丸」がセットで印象に残っている。
私たちが小さい頃というのは、ようやっと家庭に何とか1台テレビが普及したくらいの頃。
あの頃のテレビは、異様に大きかった。(ハウジングが)
決して大画面ではないんだけれど、とにかくブラウン管の、特に奥行きがデカかったんでしょう、とにかく箱がデカかった。
で、4本脚で支えられていて、現代の薄型大画面テレビからは想像できんような電化製品だった。

そのテレビで、どろろを観ようとするんだけど、、、
最初のオープニングテーマは問題なく視れた。
「おまえら、ほげたらほげたらで、
 ほげほげ ほげたらほげたらで~」
みたいな変な主題歌だった。

で、物語が始まると、、、
鬼神やら、妖、化け物が登場して、それがめちゃくちゃ怖いルックスで登場するもんだから
恐くて怖くて、、すぐテレビを消してしまう。
百鬼丸の目が落ちるシーンなんかも、そりゃー恐ろしくてグロテスクで見ちゃおられんかった。

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今、大人になって、というかジジイになって、
観ていますが、今見ると、、
なるほど、そういうことだったのか・・・という理解が深まると同時に、
この恐ろしい漫画の中で訴えられている「命の尊さ」を感じたとき、ボロボロに泣いてしまっている。

ほんとうに涙腺が弱くなっちまったもんだ、、、とつくづくそう感じる昨今。

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第9話「絡新婦(ジョロウグモ)の巻」、
登場するのは、ジョロウグモの化身とそれをかくまう貧しい青年。
化け物とは知らずにその女性をかくまってるとき、
傍らに現れたゴキブリを青年が手で捕まえて外へ逃がしてあげる。
ジョロウグモ化身:「あんた、変わった人間だねー。」
貧乏青年:「人間も虫もバケモンも、みんな生まれてきた命にはなんも変わりゃしねー。」

で、ラストシーンで号泣させられた (^^)

地球ってーのは、本当に奇跡の星だなーと、最近つくづく思う。
さて、
続きの物語を観るのが楽しみです (^^)
(もう、ちっとも怖くない ^^ )

※ちなみに、添付画像はジョロウグモではありません。
 Heteropoda Venatoriaこと、アシダカグモです。