
東京を離れる2年くらいまえだったか?
府中のライブハウスにオールディーズ、ソウル・ファンク系のLIVEがあり聴きに行ったら、
なんと、
幼少の頃からの憧れであり、またそのバンドの中では音楽的にも神様と崇めていたジェームズさんが自己のグループを引き連れてこられた。
ぶったまげ
まさか、そこで逢えるなんて、、、予想外の事だった。
もちろんお声掛けさせていただいた。
自分の名刺、
”Saxophone & Arrangement JOSHUA SAITOU "
を不躾ながらもお渡しさせて頂き、
「僕は小学生の頃からCOOLSの大ファンで、そしてジェームズさんをロックンロールの神様と崇めてたんです!!」
と興奮して話したら、
「ああ、そうなんだ。ありがと。」と笑顔で。
「へー、サックスやってんだ。うまいの?」と単刀直入にご質問。
「うまいか、下手かはわかりませんが、東京出てきてからずーっとLIVEも営業プレイもやってます。」
と意気揚々と答えた。
後のLIVEでは、
「今日は俺の熱狂的なファンが来てくれてるんで、懐かしい曲を」
と、COOLSナンバーを2曲ほど歌ってくれた。一番前のかぶりつき席で、涙を流して聴きました。
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それからだいぶ経ったある日、携帯が鳴り
「あージョシュア?元気?俺だよジェームスだよ。」
私はてっきり、勤務先の外国営業部の同僚のジェームズかと思い、
「おお、ジェームズどうした?(後輩だったので、上から目線的返答)」
「サックス、バリバリ吹いてんの?」
「吹いてるけど、なんで君がそんなこと聞くの?」
「ん?ジョシュア?俺だよジェームズだよ」
ここで、ようやっとミュージシャンのジェームズさんだと解った。
「わあ!ジェームズさん!すみません、人違いして話してました!失礼しました!!」
するとジェームズさんは笑いながら、
「そうだと思ったよ。でも面白かったよ。」
とライトな受け答え。
「あのさー、ジョシュア、今度俺のバンドでサックス吹いてくれねえかなあと思って。」
「わー!!!!!!!ジェームズさん、マジっすか!?」
と、大歓喜大興奮状態で会話した。
けれど、、、当時は、海外出張が多く、、ブッキング的に確約ができず、、、
「そうか、、、仕方ねえな。じゃまた、なんかあったら電話するよ。」
とジェームズさんは、電話をお切りになった。
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あの時、
もし、
リーマン仕事そっちのけで、、、
二つ返事で、
「わかりました!ジェームズさん、よろしくお願いします!!」
と答えていたら、、
いまごろ、
COOLSのメンバーとなって、
リーゼントに黒いグラサンかけて、
黒いハーレーに乗って、
サックス背負って、
全国津々浦々、
ロックンロールなビータ(旅)に出ていたかも???
などいった、誇大妄想をたまーにしてしまう。(^^;)
まー、そんなに世の中甘くないと思うが、、
妄想しちゃうねえ
COOLSのナンバーの殆どの作曲をなさっておられるジェームズさん。(むろん作詞もなさるが)
ギターも上手いが、歌も最高、ロックンロール、ロカビリーは無論、
ソウル、ファンク、演歌、ムード歌謡、なんでも凄いジェームズさん。
今でも、いや死ぬまでリスペクトし続けるだろうジェームズさん、
一度でもいいから演奏、ジョイントさせて頂きたかった。。。