Softly as in a morning sunrise

ジャズの世界では、もっともポピュラーなスタンダードナンバーのひとつ。
邦題というか和名は「朝日のようにさわやかに」という曲名。

歌詞の内容は、傷心の娼婦の歌。

このような超ど級スタンダードには、名演が数々あるが、とりわけこの曲には名演が多い。
そして印象的でグロくてカッコいい。なんでグロいかというと、Aメロは基本的にはCmの循環だけど、多くのミュージシャンがCドリアンでやってることからモーダルでフリーキーなものが多くて興奮する。むろん、正統派バッププレイも。
そこで、私の好きな当該曲のプレイリスト
↓↓↓
■ソニーロリンズ、
ビレッジバンガードLIVEの和音レス、ワンホーントリオのプレイ。歌心満載のロリンズプレイがわかりやすくて、しかもかっこいい。さすがロリンズ先生。
■ジョンコルトレーン、
同じくビレッジバンガードLIVE、冒頭のテーマ~アドリブ1番手はマッコイタイナーのPianoで始まるがマッコイ先生のピアノも熱くてカッコいい。で、それに続くコルトレーンはソプラノプレイ。シーツオブトーンスタイルでモーダルなプレイ。興奮して鼻血がでそうなくらいにかっこいい。
■MJQ(マンハッタンの方じゃないよ、ミルトジャクソンの方)
音響メーカー勤務時代、技術部試聴室の試聴用CDがあって、MJQの日本武道館LIVE盤があった。この冒頭のイントロ部がバッハ風にアレンジしてあって、いかにもバッハのコラール作品でも始まるかとおもいきや、カチット変わってどジャズなムードでミルトジャクソンのヴァイブが炸裂。
■マリーン&ネルソンリドルオーケストラ、
これはスタジオ録音盤。マリーンの歌もカッコいいけど、ネルソンリドルビッグバンドのアレンジがまずかっこいい、そして中間のアドリブ部でのテナーマンのSolo!プレイヤー名は覚えてないけど、やっぱりモーダルでシーツオブトーンスタイル。アウトな感じがかっこよかった。
■ダイアンリーブス、
ダイアンリーブスの歌いまわしもアウトで且つファンキーな感じでカッコいいが、アドリブ部の先ず先頭バッターのボビーハッチャーソンのヴァイブ!やっぱりモーダルでアウトな感じ。そしてそれに続くアルトマン(グレッグオズビーだったか?誰だったか?忘れた)のこれまた超絶アウトでモーダルでフリーキーなアドリブプレイが、、、もうたまらん。特にサビ後のAメロのスペイシーな感じが最高。

そして、、なんといっても、画像のジャケット、
■デイブリーブマン
QUESTというアルバムのA面のラストに収録。これはジャズベーシストの川畑たよしのすけ師匠に教えてもらったアルバムだが、
とにかく興奮度MAXレベル。師匠がおっしゃってたが、まずデイブリーブマンの幽霊のうめき声のようなソプラノプレイ、そして変態ピアノという異名をもつリッチーバイラークのピアノプレイ。
ちなみに私はどちらも「幽霊」とも「変態」とも感じない。すげえ、カッコ良すぎて気を失いそうになる。
ちなみにベースはジョージムラツ、ドラムはアルフォスターという、超絶スーパースターバンドだ。
このプレイは、本当に、興奮興奮興奮、なんだか病気になりそうなくらいに凄い演奏だ。


というわけで、名曲にまつわるプレイには、地球人類のお宝と称しても良いほどの名演がたくさんありますね

そんなレコード達に回り逢えてよかった (^^)