
あたしゃ、音楽業界も永いですが、電機~自動車業界も永うございます。
私の両親は車の免許を持っておらず、母親がやっとの思いで普通免許を取得したのは私が東京へ上った後、だいぶ歳とってからでした。
なので、小さい頃、お出かけとなると徒歩か電車かバスしかなく、マイカーを持つ友人の家が羨ましかったし、
とてもコンプレックスを感じてました。
しかも、車慣れしてないせいか、、、バスに乗ると酔ってゲロを吐く始末。。。
とにかく、、、移動、交通手段に関して、よい思い出がない。
だから、東京行ってまず欲しかったのはマイ・テナーサックスだったが、その次に猛烈に欲しかったのは車。
早生まれだったので、上京してから東京の自動車学校に通い免許を取得。
免許取ったら、とにかく車を入手し、好きなところへ自分のペースで自分の運転で行ける、
彼女ができたら、カーステレオでご機嫌なジャズを聴きながら、どこか湾岸か海辺、あるいは富士山のほうにでもラブラブなドライブに行く、
所有車は、どんどんアップグレードしていって、いつかは憧れの外車に乗る、
そのうち大型二輪も取って、ハーレーとガイシャをブリブリ乗り回して、音楽の旅をする。
隣には美女が乗っている。。。
これが、高度経済成長以降の日本の若者・男子の典型でした。(音楽家というのは特殊だが)
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それが、
西暦2015年を過ぎたくらいから、だんだん変わってきました。
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2018年、ドライバー監視の下、車が中心に運転する「レベル3」自動運転化が加速
2020年、小さく折りたためる自転車を使ったシェアサービス開発
2020年、駐車場や交差点に駐停車している間に電動車両を充電可能に
2020年、空飛ぶ車、発売
2020年、道路と車両のインタクテイブ通信により出合い頭の事故防止システム開発
2020年、空飛ぶタクシー実用化
2021年、ハンドルやアクセルがない完全自動運転車による配車サービス開始
2021年、真空に近い筒を超高速で走る超高速特急列車が実用化。時速1200キロ走行。
2022年、都市間をロケットで移動。ニューヨークと上海間、39分。
2023年、宇宙旅行、実用化
2024年、11,000メートルの深海に人が乗って潜れる潜水艇開発
2025年、人と車両が通信し信号が不要になる技術を開発
2025年、レアメタル不要、お手頃価格の燃料電池を開発
2025年、高速道路を走りながら電動車両を充電できる技術を開発
2025年、鳥の翼のように形を変えて省エネで移動できる飛行機開発
2027年、東京-名古屋間でリニア中央新幹線開通。40分で到着。
2030年、インドで国内販売する新車をすべて電気自動車に限定
2030年、化石燃料を使わない飛行機と船が実用化
2030年、イギリスとフランスが内燃機関だけの新車販売を全面禁止
本当にこんだけのことが実現するかどうかは、わからんけど、、
しかし、
ライフスタイルは大きく変わりますでしょう。
日本は国土が狭く、平野部も少ないし、高齢化も進むので移動手段のシェアリングは加速するでしょうな。
てゆうか、わざわざ自ら運転して、交通事故のような他人様に迷惑や危害を加えるようなリスクをわざわざ背負わなくてもいいんじゃねえの?
みたいな感覚になっていくのでしょうな。
だって、お買い物のスタイルでさえ、変わりつつある。
わざわざ、お店に金と時間と労力使って足を運んでするより、テーブルの上でネットで探して、お気に入りのものをクリック。
なんてーのが、当たり前の時代になってしまった。
便利だけど、、、
昭和ガンコじじいからすると、やっぱり寂しいのお。。。
とりわけ、、、
クルマは、
美女を隣に乗っけて、カーステレオの音楽と内燃爆発のエンジン鼓動を楽しみながら、
夕日の落ちる海岸線を走る。
翌日の休みに、自分の手で、洗車をしピカピカに磨き、
また次のドライブに備える。
クルマは相棒、超絶マイルーム。
という文化が「19世紀~20世紀にかけての人類の過去の機械使用カルチャーであった」なんて語り継がれる時代がやってくるのだろうか。