
銀化ガラス
はじめて見た時、『何だ、この輝きは!』と
思いました。
一粒10万円以上するルビーをとある産地で(ということは、
日本でジュエリーに仕立てたら100万円以上の価値があるもの)
見ましたが、これほどの感動はありませんでした。
なんと言えばいいかはわかりませんが、人間の力と自然の偶然
が重なったからこういうものが出来て、その輝きが魅了するのか、
それとも何か別のもの力が働いているのか。
天然のガラスというのは黒曜石などの鉱物として実は
産出されています。もちろん、これはこれできれいです。
日本では北海道の十勝で産出された事もあり、十勝石
と名前がつけられ珍重されています。
その昔は、ガラスと言えば宝石とならぶ非常に価値がある
ものでした。また、焼き物と違い、熱によってやわらかく加工
できるので、吹きガラスの技法が出来てからは、色々な
容器として使われるようになりました。
現代でもびん詰用の容器として使われてますよね。
重いし、割れた時の片付けの面倒さから徐々に消えつつ
ありますが、空気を全く通さない事や湿気を通さない事から
結構利用価値はあります。海苔やふりかけを入れておくと
湿気にくくてよいですよ。
空気を通さないので酸化を防ぐこともできます。
プラスティックではこういう事が出来るのはごくわずかな特殊
素材ですし、石油を消費しますからガラスの方が環境にも
良い面が多いかと思います。
さて、元に戻りまして銀化ガラス。
表面に被膜が貼る事で金属的な不思議な光沢が生まれています。
この被膜はとても薄く、水をつけるだけで透明になってしまいます。
また、日に透かして見る事も出来ます。光がとおってしまうくらい
薄い膜なんですね。
水をつけた後水が乾けば元通りの銀化の色が出てきます。
人間の工芸品と地中に埋まった時に起きる生物的・化学的な
変化が大変面白く、非常に貴重な存在なガラスです。
ガラスと言うと安物という偏見を持つ方がいらっしゃいますが、
人間の歴史、技術、天然で起きる奇跡の科学的な反応を考え
れば、何か心躍るものがあります。
(余談ですが、今販売されているサファイヤやルビーは火入れ
と言って人工的に熱する事できれいな発色をさせているものが
ほとんどです。もちろんそれはそれで美しいのですが、人間の
手が入る事がどういう事かは知っておいて損はないかと思います。
見た目の美しさと希少性だけで判断する方が、天然物である
事を加味する事より重要な気がしますがいかがでしょう。)
是非一度手に取って見てみて下さい。常識が覆ります。
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