【社長業】社長を任せるときの手紙 | 経営の備忘録

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経営についての気付き・想い・会社や社員への思いなどを備忘録として認めます。
いつか、このブログをそのまま跡取りに引き継いで良ければいいなぁ。

以前、東京の会社を後進に任せるべく、色々な(厳しい)対話を繰り返してきた。

最後に送った社長への手紙が出てきたので備忘録として載せようと思います。

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お疲れ様。

昨日の話の一番肝だった部分(昨日の話は肝の話多いんだけどね)

 

話の中での内容は脅かすつもりは全くない。

でも、本当に無→有を生み出す事って辛いのよ。

子供を産み落とす奥さんの気持ちを「痛み」ではなく、精神的な「辛み(つらみ)」で表現したようなもの。

社員からはいろんな意味で裏切られるし、すべてを任せた右腕にすら裏切られるんだよ?

それでも社員の為に身を粉にして、自分は後。社員が先!って孤軍奮闘しなければならないってこと。

 

その中でも「人を残す」ってことを成し遂げたり、会社を立てて代替わりして育っていく姿を見るって、何にも代えがたいこと。

その結果、お金が増えたりするってこと。

まずその考え方(やりがい)がないと社長業はできないって思っていてください。

 

次に、物事の進め方。

以下の点は絶対必要な気構えです。

・いつも同時進行で

・その次の一手を考えておく

・絶対失敗させない思いの強さで考え、進める

頭の中がパンパンになってアドレナリン出まくって、考え事だらけで夜も眠れない。

目を瞑れば、そのことしか考えられない位の思いもします。

でも、その通り進めることができると、目の前の霧がぱーっと晴れて、もの凄い充実感があるんだ。

それはそれは本当に凄い充実感だよ。

 

3つめ

お金の話。

やって良い事、悪い事は判断つくと思っていますが、それでも会社を自分で運営していると分からなくなる時が来るんです。

キャッシュフローが。今の状況が。

だから慎重に慎重に行うんです。

昔、私がお世話になった会社の会長さんが「10円馬鹿にするな!!」と怒っていましたが、今になるとわかります。

10円が惜しいのではないんです。

感覚がおかしくなるんです。

10円位…は1万円位…へ。

必ずなります。

もちろん社員に言ってるんだけど、結局自分に言い聞かせていたんだと思います。

現に、俺も失敗した例は数多ある。

会社一つなんてあっという間に潰すことが出来ちゃう考え方なんだよな。

物事の進め方にも記載したけど、絶対失敗させない気概がここにも必要になる。

 

他の役員とも沢山語らないといけないんだけど、まずここの下地のベクトルだけでも合わせておきたい。

俺も失敗できないし、どうせ作るなら良い会社を作りたいからな。

これを読んで自信がなければやめておけ。

 

これが最後の質問だ。

それでも俺とやるか!?

 

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以上が送った手紙です。

これだけ載っけてもイミフでわからないと思いますが…

 

しかし、私も偉そうなこと言ってるなぁ…(*_*)