どうも。大変ご無沙汰しております。


ずーっと放置していたこの当ブログですが、
この度、yjmの2ndアルバムを発売する運びになりましたので、
久しぶりにこのブログで告知でもしてみようかなと思い、現在書いております。


yjm 2nd Album『My soul,passion,katto & espoir』
(AFRD-6/Alive Field Recordings)
2024.07.10 digital release

1.shikkoku
(music:yjm/musician:yjm(guitar))

2.Good Boy
(music:yjm/musician:yjm(prog))

3.blackboxx
(music:yjm/musician:yjm(guitar))

4.mochimochi
(music:yjm/musician:yjm(prog))

5.circle mountain
(music:yjm/musician:yjm(synth,prog))

6.on the radio
(music:yjm/musician:yjm(guitar,synth,prog))

7.BASAMA UK
(music:yjm/musician:yjm(guitar,synth,prog))

8.The Power Of Light
(music:yjm/musician:yjm(prog))

9.223revenge
(music:yjm/musician:yjm(synth,prog))

10.Ricky Davidson
(music:yjm/musician:yjm(guitar))

11.Pearl Lily Hill(feauturing Ikuya Matsuda)
(music:yjm, Ikuya Matsuda/musician:yjm(prog)Ikuya Matsuda(guitar))


All music produced by yjm.
Recorded at Soul Circle studio.


ここからはアルバムの宣伝をするにあたり、セルフインタビュー形式で勝手に語ってみようと思いますwww


では、インタビューどうぞ。            
                              取材・文/yjm

-----今作はどういった経緯で作られたんですか?
前作の1stアルバム『堕彩』をリリースしたのが2022年2月でした。この作品は、2000年代の活動初期から作っていた曲を中心に、
まとめて作られたものでした。今聞くとちょっと恥ずかしくなるような下手くそな演奏や未熟なアレンジの曲もあったり
するのですが、自分の世界観を表現するに足りうるものになってると思っています。リリース出来たことは嬉しかったのですが、
同時に現在の自分だと違う表現だったり作風になるなと思いました。
リリース後から創作意欲も湧いた為、まずは曲のアイデアを少しずつ録り貯めていきました。漠然とアルバムとしてリリースしたい欲はあったのですが、
特にテーマも設けず、自分の気持ちに正直に音楽を作りたいと思っていたのでやりたいときに曲ネタを貯めて、
自分の中でやらされてる感があるなと感じた時は自分を追い込まず、仕上げていきました。

-----アルバムに込めた思いがあれば教えてください。
今作をリリースしたいと強く思うようになった大きなきっかけはチバユウスケ氏の訃報でした。
2ndアルバム用の曲作りを進めていく途中で、この件がニュースで耳に入ってきました。自分の音楽人生において大きく影響を受けたミュージシャンです。
昨今、自分が好きだったミュージシャンの訃報が相次ぎ、40代になった今の自分も残りの人生の事を考えるようになりました。
身体が動くうちに意欲があるうちにどんどん作品を残しておきたいなと思いました。
正直、自分が作る音楽なんて万人受けするものではないし、自慰行為みたいなもんだし作る意義を見失いかけたときもあるんですけど、
先人たちから影響を受けて音楽を始めて、自分が音楽を作ることが、このアクションが先人達に対する恩返しみたいになれば
嬉しいなと思って頑張れた部分もあります。
アルバムタイトルは『My soul,passion,katto & espoir』なのですが、意味はそのままです。(笑)
英語、日本語、フランス語をごちゃまぜにしたのもこのアルバムの雑食性を表現するためです。
またこのタイトルのespoir(エスポワール=フランス語で希望)が自分にとってすごく意味のあるものになっています。
チバユウスケ氏の最近の作品を聞くと希望を歌ったものが多いんです。それに大きく感化されてます。
僕のこれまでの作品は、どちらかというと『REBEL MUSIC』を意図して作ったものが多く
レベルミュージックが僕の大きな創作活動の源になっていたのですが、今作はこの『希望』というワードが一つの指針となっています。


-----今作を聞くと、前回同様、かなりの雑食性が垣間見えますね。

いろんなジャンルの音楽を聞くので、今回もジャンル分けが難しいアルバムになってしまいました。でもyjmっぽさは出てると思います。

ひとつのジャンルに特化して突き詰めていくのも美しいと思うのですが僕には無理でした。(笑)

このアルバムの制作時に聞いていた音楽を列挙するとPINK FLOYD,エイフェックスツイン、ジョンフルシアンテ、MARS VOLTA、フライングロータス等です。

最近は自分のルーツになった音楽を聞くことが多くて、そういった音楽からインスプレーションをもらいました。

生楽器・生バンドのアナログ感、打ち込みの無機質感どちらも好きなので、そのいいとこどりを出来たらなと思っています。


-----ギターから始まる一曲目『shikkoku』は前作に近い始まりの印象を受けました。

意識したわけではないのですが、曲順を考えているうちにこの並びになりました。やっぱりギターを聞いてほしいなという思いはあります。

曲順通りにはアルバムを通して聴いてほしいですし、通して聴くことで見えてくるものがあると思います。見えないかもしれませんが。。。

あとこの曲は自分の中ではギルモアを意識して弾いてます。


-----ゆっくり始まったかと思えば2曲目『Good Boy』ではいきなりアッパーチューンですね。

曲の並びはエイフェックスツインのアルバム『Drukqs』からインスパイアされました。このアルバムは大好きなんですけど、激しい曲の合間にピアノの優しい曲が来たり

作品を通しての世界観が好きなんですよね。なので、ギターインストの曲、打ち込みの曲みたいな並びになっています。

この1曲目から2曲目の繋ぎの感じは好きですね。ぜひ聞いてみてください。


-----3曲目『blackboxx』ではギターがこれでもかと主張していますね。

これは作り込まず、その場の即興で何テイクか録って一番いいものを採用しました。ギターもメインのフェンダーのストラトではなく、

ギブソンのレスポールスタジオを使用しています。高校入学前に手に入れた思い出深いギターです。

ストラトを手に入れてからはめっきり出番が無かったのですが、最近はよく触ってます。


-----4曲目『mochimochi』は一転、めちゃくちゃキャッチ―ですね。

この振り幅がyjmだと思っています。こういうキャッチ―なのも書きますし、暗い曲も書きます。

作ってる最中はこのアルバムに合うかなとボツになりかけましたが何とか生き残りました。


-----7曲目『BASAMA UK』のダブステップっぽいトラックは気持ちいいですね。
ダブステップは一時期良く聞いてました。レゲエ、ダブ、ニュールーツは自分のギタースタイルにも大きく影響を与えています。
自然とアレンジしていったらこんな感じのサウンドになりました。アンダーグラウンドの現場でもかけて欲しいですね。

-----9曲目『223revenge』は今までにない作風ですね。
シンセのみで即興で弾いてます。深夜眠くて意識朦朧としながら作りました。いいアクセントになっていると思います。


-----11曲目『Pearl Lily Hill』は最後を締めくくるのにふさわしい心地良い曲ですね。
この曲はBRAIN MARKS THE SPOTのギターIkuya Matsuda氏に参加してもらいました。曲のタイトルは二人の大学時代の思い出の場所から取りました。
すごくいいギターを弾いてもらったので最高の曲になってます。

-----最後にメッセージをお願いします。
11曲で30分くらいのすごくコンパクトで聞きやすいアルバムになっています。最近の若者はタイパを意識すると聞いたので、
それに合わせてコンパクトにしています。嘘です。たまたまです。インストアルバムなので歌詞がないんですけど、聞き手の方が何かを感じてくれたら嬉しいです。