なんかの、わし、
気力っちゅうもんがわかんのよ。
父親の年ほど離れたその人からこぼれる愁のもやもや。
いよいよの「老い」を実感しての、我が人生の回顧か。
彼にとっての大小さまざまな人生の枝分かれ地点での、
重い溜め息。後悔か。
フェアじゃないな。
それを私にこぼすのは、フェアじゃないぜ。
聞いた私は石を抱える事になる。
昨日声をあげて泣いていた人が、
今日は笑っている。
昨日両手で頭を抱えていた人が、
今日は前向いてる。
たとえ塞ぎこんでいても、心が躍るひとときがある。
もがいていれば、何かが変わる。
わあ、すごいね!
へえ、頑張ったね!
ああ、残念だね・・・
うう、辛いね・・・
いろんな人が、いろんな事を抱えてる。
そんな心の一部に触れるたび、
私は・・・もの思う。
そして、私も、
明日になればまた笑う。
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