昨夜、"長州"山口県生まれで、後期高齢ギャンブラーのK御大(75)からメールが届きました。
何より郷土愛に満ちた人で、18日の大村グランプリ優勝戦を山口県出身の白井英治が制したことに触れ、
「競艇グランプリは笑顔の白井、感涙の師匠(今村豊)の生中継にもらい泣きしました」
と、まるで自分のことのように喜びを爆発させていました。
「山●君も大もうけしたと確信しています」という一文には、苦笑いするしかありませんでしたが、
ギャンブル人生は60年というK御大が、単にバクチの勝ち負けだけではなく、
人生の機微、ドラマをそこに求めていることに、公営ギャンブルの奥深さを痛感しました。
そんなK御大が驚異の的中率、回収率を誇っているのが、競馬のグランプリ「有馬記念」です。
「ここのところ、アルゼンチンのメッシといい、スター性のある苦労人のレジェンドが歓喜のスポットライトを浴びている」
「となると、有馬記念は戸崎、浜中、岩田パパ、和田あたりで穴狙いか」
「でも僕は、有馬記念ラスト騎乗の福永に勝ってもらいたいのが本音。福永から馬券を買って応援するよ」
こうしたK御大の直感というか、人の情というか、そうした純粋なものが、馬券の勝利に結びついているから不思議です。
「一年の負けを取り戻すぞ!」なんて邪心に満ちた私などは、到底及びつかない領域です。
今年の有馬記念は、黙ってK御大に乗るのも手かもしれない。そう感じています。