公営ギャンブル界で「エージェント」と言えば、競馬のエージェントですよね。
馬主や調教師が、騎手に対して騎乗依頼をする際に、その仲介者となる者のことで、
エージェントの腕が騎手の成績にも影響するので、非常に重要なポジションと言えます。
一方、私が言う「エージェント」とは、麻雀の仲介者というか、いわゆる「メンツ集め」を行う人物のことで、
これまた非常に重要? なポジションと言えるかもしれません(笑)
ところが最近、コロナ禍の影響か、若手の麻雀離れの影響か分かりませんが、とにかくメンツがそろわなくなってしまいました。
昨年までは週1のペースで場を囲んでいましたが、今は月に1回でも場が立てばいい方、という残念な状況。
昨日も、麻雀仲間で7連勝中のコンチャン(65)から、「今月、もう一番、組めないかい?」とオファーが入ったばかりですが、
残念ながらメンツがそろわず、コンチャンのショートメールには、ショックの胸中が色濃く浮かんでいました😢
最近、各雀士に騎乗依頼をかけると、
雀士A(30代)は「仕事が忙しくて…」⇒お前がいなくても仕事は回るぞ!
雀士B(40代)は「昼が苦手で深夜なら…」⇒お前はコウモリか!
雀士C(40代)は「負けた時、回して(貸して)もらえるなら…」⇒ギャンブラーとしての矜持はないんかい!
雀士D(70代)は現在、音信不通⇒ツケを払わんかい!(笑)
まあ、こんな感じで、麻雀仲間が10人ほどいるのに、なかなか囲む(4人打ち)ことができないでいる状況なのです。
最近は、誰かしらから騎乗依頼が入っても、レースが成立しないことの方が圧倒的に多く、
このままでは30年以上、麻雀仲間のエージェントを務めている私の沽券にも関わります。
365日、24時間、まず麻雀の誘いは断らない、いや日夜、誘いを心待ちにしているコンチャン(暇を持て余す年金生活者)のような本物の雀士が、あと一人いれば……
私が約30年も担っている「エージェント」を託せる、粋のいい若手を育てることが緊急課題です。
思えば、1990年代のバブル期、
打ちたい人間が9人いる中、4人打ち×2卓(計8人)の枠をめぐり、ジャンケンの末に、一人が泣きながら帰っていった時代もありましたが、
今や、1卓を成立させる成就率も30%を下回る体(てい)たらく。
そんなこんなで、不毛なブログを書いている今も、またコンチャンから"騎乗依頼"の督促メールが入りました。
「今夜、一番、組めないか? 指がなまって仕方ないんだ」
「今月」を「今夜」と早送りしてきたところをみると、(麻雀を)打ちたくて仕方ない症候群にかられているようです。
ただ、コンチャンの場合、通信手段がLINEでなく、今どきショートメールですから、携帯料金もかさみます。
今夜は、知らぬふりを装い、「既読」にするのをやめておきましょう(笑)