山陽新幹線のグリーン車で乗客の財布を盗んだとして、警視庁捜査3課は7日、広島県福山市鞆町後地(ともちょううしろじ)、無職、水長和之容疑者(61)を窃盗容疑で現行犯逮捕したと発表した。同課によると、水長容疑者は35年ほど前から山陽新幹線のグリーン車ですりを繰り返し、08年1月に仮釈放されていた。水長容疑者は「不景気で仕事が見つからなかったのでやった」と供述しているという。

 逮捕容疑は、6日午後0時45分ごろ、福山-岡山間を走行中の山陽新幹線「のぞみ26号」のグリーン車で、寝ていた山口県下松(くだまつ)市の男性会社員(43)が帽子掛けに掛けていた背広から現金5万3000円入り財布を抜き取ったとしている。

 この日は早朝から警視庁鉄道警察隊が福山駅で張り込み、乗り込んできた水長容疑者を発見。財布を抜き取ったところを現行犯逮捕した。【神澤龍二】

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