たった一度の人生、自分の好きな色に塗ればいい

 

 

 

高校卒業後、最初に働いた職場で一緒だった人と2017年2月に17年ぶりくらいに会った。

前の年に今住んでいる所(その人の家と近い)に引っ越しした事を話したら理由を聞かれ、父の病気の事を話した。(父が亡くなったのはその半年後)

父の病気の状態について聞かれ、もう駄目なんだという話をした。それに対して「みんないつかは通る道だからね」と言われたが、その状況を経験していない人から言われても気休めにはならない。

人はいつか死ぬ、それは当然であり、理解しているが実際に家族がその状況になった時、人の心はそう簡単なものではない。

今日は母の見舞いで病院へ。食欲がなく、あまり食べていないとの事。

6月に入院した際は、入院した日に医師から退院を視野に入れて様子を見ると言われ、僕が行くたびに体調は良くなってきている感じだったにも関わらず、母はもう戻れない前提の会話をしていた。

今回は先日の医師の話しぶりからは、もう退院は厳しいと思われるが本人はその内、退院になるかもと思っている様子。今の感じでは先日医師から言われた内容は本人には言えず、何かとつらい。

母が咳が悪化していて苦しいとの事で急遽本日から入院。

9月3日のレントゲンと今日のレントゲンを比べても、10日で状態が悪くなっている様子。本人にはまだ言っていないけど、あと1ヶ月もつかってところの様子。

4月から今の病院へ通院し、6月時点でレントゲンや採血の結果は2月頃と特に変わっていないと言われていて、むしろ不思議だった。

平均余命と言われていた期間は過ぎたものの、それほど弱っている感じではなかった事もあり、いつどうなってもおかしくはないと頭では分かっているつもりだったが、まだ先の事だろうと思っていた(思いたかった)。

今日は母の付き添いで病院へ。

血液検査の結果は前とほぼ変わっていないようだが、肺のガンは少しずつ増えてきているようで咳の出る頻度が多くなってきている。

病院での待ち時間も長かった上に、薬局での待ち時間が約1時間、母のもらう薬は種類が多いから待ち時間が長くなるのは仕方ないにしても、さすがに疲れた。

11時前に家を出て、帰りに買い物もあり、帰宅は18時過ぎ。

僕も体調がいいわけではないのでしんどい。

明日は母の付き添いで病院へ行く予定。

4月に今の病院に初めて行ってから5ヶ月、前の病院で3月に宣告されてからもう半年か。

昨日の事のような感覚もあるけど。

平均余命と言われていた期間はもう過ぎている、こういう状態も精神的な負担は大きい。