こんばんはイップス研究所札幌支所の秋山です。 

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルでは惜しくも2だった羽生結弦選手。女子は、ザギトワ選手が6位に終わり、1位コストルナヤ(16)、2位シェルバコワ(15)、3位トルソワ(15)と、ロシア人ティーンが表彰台を独しました。フィギュアスケートは、もちろんウィンタースポーツですが、このウィンタースポーツにもイップスで苦しんでいる選手がたくさんいます。

 イップスと聞くと、ゴルフや野球、テニス、ダーツ、弓道、卓球、ボーリングなどのイメージがあるかもしれませんが、実際は様々な競技でイップスで悩んでいる選手は居ます。 

私の所にも色々な競技でイップスで悩んでいますと、「イップス克服トレーニング」を受けに来ています。では、ウィンタースポーツイップスとはどのような症状なのでしょうか。

 例えば、フィギュアスケートで言うと、練習ではジャンプが決まるのに本番では決まらない。ジャンプが怖くなった。ジャンプの飛び方がわからなくなる。などです。 

また、アルペンスキーやスケートでのスタート。モーグルやスノーボードなどでのエアー。カーリングのドロー(ショットの種類でハウスの中にストーンを止める)時などにイップスの症状が出る場合があります。

 イップスとは、簡単に言うとそれまではできていた事ができなくなってしまう事です。何も意識せずにできていた事が、ある時から感覚がわからなくなってしまいます。 

他人からすると、なぜできないの?今までできていたじゃない。と感じる事が多々あります。しかし、本人が一番わからない状態なのです。 

すると、どんどん焦りが生じてさらにわからなくなる。という悪循環にハマってしまう選手もたくさんいます。そんなイップスになりやすい選手というものがあります。それは、「完璧主義者」「真面目」な選手です。

 スポーツで完璧を求めて練習する事は、あると思います。しかし、一方で完璧はなかなか難しいもので、もっと言うと完璧はないと私は考えています。 
この考え方のバランスを崩してしまうと、イップスに陥りやすくなってしまいます。 

・完璧なスタートを切らなくてはいけない。 
・きちんと飛ばなくてはならない。 
・ちゃんと止めないとヤバい 

などの思いが強いと、必要以上のプレッシャーを自分自身にかけてしまい体が緊張していつもの動きができなくなります。 

「そんな事言っても、きちんとやらないといけないんです。」と考えた方は要注意です。

 その思考の癖が、無意識に自分を緊張や恐怖でいっぱいいっぱいにしていて、脳がスムーズに動かなくなるという流れです。では、動きがぎこちなくなってしまった選手や、悪いイメージしかわかなくなってしまったり、恐怖で固まってしま選手はどうしたら良いか… 

それは、まずは「休む」事です。

 無理無理と思った人もいるかと思いますが、これが一番重要です。イップスの時には不安から、練習をたくさんしたくなります。私自身がそうでした、自主練習をしまくってよし大丈夫だと思ってもまたミスがです。練習しても練習しても、良くなる傾向がありませんでした。今思えば、当たり前のことです。
 なぜかと言うと、体を動かしているのは「脳」です。この「脳」がスムーズに働いていないのに練習をしても、身にならないどころか逆に悪い癖をつけてしまいます。これを「努力逆転の法則」と言います。なので、まずは脳を休める事が最優先です。 

イップスを克服するには、「休む」事と言いましたがどうしても練習を休めない状況もあると思います。そんな時は、全体練習はこなし自主練習を少なくしたり練習をしていない時に自分が好きな事や趣味などをしてリラックスできる時間を意識的に増やしましょう。

 まずは、それが第一歩です。私の所で「イップス克服トレーニング」をしている選手の中には、練習を休むことで一気にイップスの症状が改善され今では、何も怖くなくスムーズにプレーできるようになった選手もいます。イップスを克服すす方法は人それぞれです。

 その選手、その選手のお話をしっかりと聞いたうえで一緒に乗り越えていきます。もし、現在イップスで悩んでいたり自分の子供や教え子がイップスかも?と感じている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。 
私自身がイップスで悩み苦しんが経験がありますので、その辛さはとてもわかります。 

無料相談もありますので、ピンと来た方は下記ホームページよりご連絡ください。全力でサポートいたします。http://hokkaido-mental.com/ippustraining/LINE@からも、ご質問を受付けております。友だち追加