みんな元気ですか
虹の橋から天使の学校に行く子たちのこと
虹の橋には色んな子がいます。
中には沢山の魂の経験を通じて霊格が
とても高い子も。
動物として最後の経験を地球で終わった子
もいるんです。
そんな子はたいてい地球での最後のお役目を
終えて早々と虹の橋に戻って来ます。
そして天使の学校への入学を許される子も
います。
飼い主さんの犠牲になって命を救ってあげた
とか、あるいは何か人間の役に立つ事を
して、多くの人間に感動を与えたとか
という経験を持つ子もいます。
そしてケンタのように
人間の魂の成長を特に助けたような
存在もいるんです。
前回のお話のお彼岸の動物霊園で
ペットたちとのお別れ会の時、
息をきらしながら走って来て
やっと間に合った小さな女の子
それがクッキー。
ケンタは自分はワンコだけど人間の女の子の
クッキーを妹だと思っていつも可愛がって
いました。
クッキーが生まれた時からずっと
一緒でした。
クッキーは赤ちゃんの時、触るものを何でも
口に入れる癖がありました。
そんな時もケンタはいつもクッキーと
一緒にいてあぶない物をクッキーが
かじらないように注意をしていました。
女の子は少しおねえちゃんになっても
かじれるビスケットが大好き。
だからみんながその子をクッキーと
呼ぶようになったんです。
二人はいつも一緒。
ケンタは虹の橋を渡った後もいつも心配で
クッキーの事を見守っていました。
いじめっ子にクッキーが意地悪をされそうに
なった時にはケンタは大きな犬になって
姿を表してそのいじめっ子を
追い払いました。
それからクッキーはいじめられなく
なりました。
ある時はやっと自転車に乗れるように
なったクッキーがハンドルを切り損ねて
車の多い通りでころびそうになった事
がありました。
たまたまそこを通ったトラックがクッキーに
ぶつかりそうになったんです。
その時クッキーは完全にもうだめだと
思った。
でも不思議な事が起きました。
自転車は車にぶつかってぐしゃぐしゃに
なったけど自分の体はふわりと持ちあがって
安全な通りの端っこまでゆっくり
宙を飛んだんです。
クッキーはその時に白い服を着た
大きな羽のある
子供のような人に抱かれて道の端っこまで
空中を飛んだと感じたんです。
いじめっ子から助けてもらった時には
はっきりとそれがケンタが助けてくれたって
分かった。
だって大きな犬が助けてくれたから。
でもクッキーにはこの時はそれがケンタか
どうか分かりませんでした。
天使のようなその子はすぐにいなくなって
お話しも出来ませんでした。
でもしばらくしたある日
その天使の子がクッキーの夢の中に
出て来るようになったんです。
そして僕の名前は「ケンタウリ」だって
言ったんです。
クッキーはすごくうれしかった。
だって夢の中でその素敵な男の子と
会えるようになったから。
二人は夢の中でいろんなお話をしたり
一緒に遊んだりもしました。
二人はある日ちょっとした冒険の旅に
出ました。
この続きはまたね
仲良しっていいなぁ~・・・って
そんなによじれて、あれ、やきもちかい