前回の続きです。

まだ読んでない方はこちらからどうぞ。

 

「オレの金だ!」と言われました

 

 

実際、男性に限らず

自分の存在価値に自信がない人ほど

お金やステイタスにこだわります。

 

そんな人に

「オレの金だ!」と叫ばれた場合、

もしあなたに経済力がなければ

 

「悔しい、だけど言い返せない・・・」

 

と思ってしまったりしませんか。

 

何かというと恩を着せられる。

 

お金を使うことにとても気を使う。

 

やりたいことが自由にできない。

 

だから何とか、自分も経済力をつけたい。

 

自分でお金さえ稼げれば

こんな思いをせずに済むのに!

 

そう思って起業される方も

いらっしゃるでしょう。

 

そして苦境をバネに必死で頑張り

いろいろと動きが出てきた、その矢先

またもやパートナーが

 

「そんなの上手く行くわけない」

「子供はどうするんだ」

「家庭のことも満足にやれてないのに」

「失敗したらどうなるんだ」

 

うっかり問題でも起こそうものなら

 

「だから言ったんだ」

「素人がそんなことやるもんじゃない」

「誰がそのツケを払うと思うんだ?」

 

アンタの稼ぎが青天井なら

こんなこと最初からしてないわよ!!!

 

と怒鳴りたくなりながらも

 

「結局、養ってもらっている」

 

という思いに不完全燃焼。

 

これでは夫婦仲もギクシャクしますね。

家族の雰囲気、悪くなりますね。

 

さて、どうしたものか。

 

 

これを考えるに当たって、もう一度

 

「なぜお金にこだわるのか」

 

をおさらいしましょう。

 

お金にこだわるのは、

お金がパワーだからです。

 

自分の存在価値の証明として

そのパワーに依存している人は

それが危くなると

大変な勢いで守りに入ります。

 

あなたが起業で忙しくなると

家事や子育てなどに掛けていた時間が

それまでのように取れなくなります。

 

パートナーの話を聴いたり

趣味に付き合ったり家族づきあいするのに

使っていた時間も減ります。

 

すると、大黒柱さんの視点からすれば

家計を支えること(お金)によって

リターンとして得ていた生活が

失われることになります。

 

お金は価値との交換のツール

という話もしましたが、

リターンが失われるということは

 

「お金の価値が目減りする」

 

ということになります。

 

自分の価値をお金で測る人は

この「お金の価値の目減り」=

「自分の価値の目減り」になるわけです。

 

なので、もしあなたがパートナーなど

身近な人の「妨害」に遭っているならば

まずは相手の「存在価値」を

できるだけ伝えてあげるといいかと思います。

 

それも「あなたは価値がある!」と

言葉で伝える直球より

  • 毎日1時間、週に1日など、定期的に時間を取る
  • 取った時間には、相手に100%向き合う
  • 相手がしてくれていること、いい所を思い出す
  • 感謝の言葉を伝える

など、時間を取り

インタラクション(関わり合う)することです。

 

「面倒だなー」と思ったあなた。

起業とは、面倒なものです。

 

そして、家族の理解とサポートを

得られるかどうかで

あなたの起業活動と

人生の成功が大きく左右されます。

 

面倒ですけれど、

相手の自尊心をケアしながら

自分がやるべきことをしっかりと見つめ

ひとつひとつ、やる。

 

結局は人間関係ですので

パートナーとの「修行」は

必ず役に立ってきますよ。