この春は、思いがけずして

性別、年齢、文化的背景が多岐に渡る

多くの人たちと

集中的に接する機会をいただきました。

 

正直、かなりの密度にヘトヘトだったのですが

(ブログもずいぶん怠ってしまいました)

とりあえず山場を過ぎ、

改めて思うことがあります。

 

それは、40歳辺りから上の人々が

今後の人生をどう生きるか、ということです。

かなり真剣に考え込んでみたりしてます。

 

北米ではすでに20年以上も前から

20代で起業が珍しくない状況でしたが、

日本でも最近は20代、30代の

若手の方の活躍が目立ちますね。

 

 

自分でどんどん起業し、

ガンガンチャレンジする。

素晴らしいことだと思います。

 

始めなければ、何事も始まりません。

なので、起業も気軽になったのは

実にポジティブな変化ですよね。

 

しかし、始めるのは気軽でも

始めた後、きちんと行動し続けていかなければ

結果にはなかなか結びつきません。

 

つまり、起業してからの 行動力がカギ

 

で、のれん分けとか、熟知の職種・業界で

独立するというならまだしも、

ネットビジネスなどを一からスタートするなら

 

子供もなく親もまだ元気

独身で20代前半の若者と、

 

家族とローンを抱え

親の介護も話題に上がるようになってきた

40代前半の人と、

 

どちらの方がゼロから始めるビジネスで

成功する可能性が高いでしょうか。

 

率直に言いますが、どう考えても

若くて背負うものがない方が断然有利 です。

 

それに加えて、時代の変化に伴う

価値観のスピード風化。

 

かつては世間の価値観が、今より単純でした。

「勤勉・マジメ・心配りの出来る人」が

よき働き手、よき人として評価され

それなりの対価をもらえた時代。

 

それが最近は、

個人が簡単に情報発信できるため

価値観の劇的な多様化が起こっています。

 

そして物事の移り変わりが速いために、

勤勉というより柔軟で行動が早い人

うっかりすれば「深く考えない、軽率な人」の方が

サクッとお金を稼いでしまうようになりました。

 

詐欺と噂の耐えないネットビジネスなど

いい例だと言えそうです。

 

わたしのような40代は

いわゆるおっとり 「昭和世代」 なので

古い価値観に忠実で

浪花節な姿勢がなかなか抜けません。

 

肉体面ですでに若者に負けている上に、

忠実さが裏目に出て

柔軟性とスピード感の欠如につながります。

はっきりいって、ハンデありまくりです。

 

で、今回いろんな人と接する中

やはり 手遅れになる前に

人生、生き方についてきちんと考え行動に移すことは

ものすごく大切 だと痛感しました。

 

「考えたほうがいいよ!」 と

もっと声を大にして言った方がいいのかな?と。

 

主観的な判断では

30代後半以降 は特に

本気で残りの人生考えた方がいいです。

 

何を考えるかというと

  • 死ぬとき遣り残して後悔することは何か
  • 自分にとって究極に大切な物は何か
  • 人生の目的は何か

みたいなことです。

 

これまでの人生のほとんどを

子供や家族、親、会社など

他人の面倒を見ることに費やしてきた人は

 

「自分は本当に何をやりたいのか」

「それを実現するためにはどうしたらいいのか」

 

を考えたことがなかったりします。

 

いつも誰かのために自分を犠牲にするのが

当たり前でやってきているから、

自分のために時間やお金を使うという

「投資の発想」がそもそもありません。

 

さらに問題なのは、要するに彼らは

目先の問題に場当たり的に

取り組んでいるだけなので、

 

「それは何のためなのか?」

とさらに深いところに目を向けていない。

 

「周りがそうしているから」

「テレビやネットで見聞きするから」

「仕方ないから」

 

だいたいそういう理由で

自分の行動を選択してきているので、

 

「それは本当か」

「自分は心からそれに同調しているのか」

 

といった事を考えたことがありません。

 

で、少なくとも経済的に余裕があるならば

まだいいんですが、

急に勤め先が破産して収入のあてが狂ったり

持っていた株や不動産が暴落したら大変です。

 

人生の後半に差し掛かり、

身体能力が下降線を辿る一方なのに

それに加えて

いきなり経済危機が訪れるからです。

 

とどめを刺すかのように

自分やパートナーの健康悪化とか

子供がいろいろ問題を起こすとか

不運や困難に見舞われることもあります。

 

人生を長く生きていればいるほど

背負う物も増えている可能性が高く、

結果として、計画が狂ったときの

ダメージもストレスも大きいのです。

 

これを乗り越えるためには、

加齢により体は衰えたとしても

精神力は上がっている 必要が

あるのではないのか。

 

肉体もまた、衰えることは仕方ないとはいえ

メンテナンスすれば

かなり老化を遅らせることはできます。

 

しかしそれも、

精神力がなければできない。

 

要するに、大人になればなるほど

強い精神はますます大切なのではないか。

 

この精神力の源となるのが

  • 死ぬとき遣り残して後悔することは何か
  • 自分にとって究極に大切な物は何か
  • 人生の目的は何か

みたいなことをじっくり考えて出てくる

答えなんじゃないかな、と思うのです。

 

「で、そのためには何をすればいいの?」

 

という点について、

今後力を入れていこうと考えています。