さあ、どんだけ引っ張るねん?

ってことで、三回目!

 

いよいよ今回「君の名は。」のご登場です。

おまけに「ラ・ラ・ランド」もつけますよ。

 

ということで、ここへ至るまでに

現代の日本男児の草食化について

考えてきました。

 

 

そして、独身貴族で40代、50代に突入する

悩める男女の話も。

 

その心は?

「ハダカで向かい合う面倒くさい関係が苦手」

でしたね。

 

そう、人間関係とは面倒くさいもの。

恋愛とは、その中でも関係が

「あなたとわたし(ハート)」の

めいっぱい感情的な関係になるため

 

キング・オブ・人間関係と言われるほど

(いえ、わたしが今作った造語です)

面倒くささトップクラス の関係なのです。

 

それでも古今東西、人は恋に恋してきました。

 

ギリシャ神話では神様が色恋に狂い

万葉集は恋の歌であふれ

舞台やドラマ、音楽のテーマの多くは恋。

 

そう、恋は人間にとって

微妙な心のヒダをなぞって味わう

普遍的なエンターテイメント だったのです。

 

ところが、です。

 

日本で大ヒットした映画「君の名は。」

これに対するアニメ業界の大御所は

 

「映画というより壮大なミュージック・クリップ」

 

と評したのだそうです。

 

そして、アメリカでオスカー6部門を受賞した

「ラ・ラ・ランド」

 

この二つの日米のヒット作品について

共通するのが 「ストーリーより映像と音楽」

だという意見がありました。

 

話の筋=思考はあまり要さずに

見て聞いて=感覚で楽しめる、ということ。

「ラクに楽しめる」と言えるかもしれません。

 

それが世間で評価されるということは、

マーケットは

 

「小難しいことはいいから

フィーリングでさくっと気持よく」

 

を求める傾向が強くなっている

と言えるのかもしれません。

 

 

勘のいいあなたは、もう

この話がどこへ向かうかお分かりですね?

 

そうです。草食男子諸君です!

 

恋愛というのは、ナニすることも含めて

けっこう 「小難しいこと」 です。

時間も掛かります。

 

しかし、だからこそ昔から人は

その繊細な心の動きに感じるものがあり

それが演芸として観衆を惹きつけてきました。

 

映画は、そうした表現媒体の一つでした。

 

それが今 「ストーリーはともかく映像が」

ということで高く評価される作品が出てきている。

 

これは世界的に

「パッパッパッと、サクッと、スマートに」

でよし、という方向に向かっている

ということなのでしょうか。

 

参考にさせていただいたサイトは

こちらです。

「ラ・ラ・ランド」「君の名は。」が大ヒットする

社会の危さ

 

確かにその傾向はある、というか

これだけSNSなんかが普及してしまっていると

「ピコン」 って音にみんなが反応するのが

当たり前状態ですものね。

 

いちいち小難しいことにこだわっていたら

動けないのかもしれません。

 

でもね、やっぱり

 

自分の頭で考える訓練は

した方がいいと思います。

 

マーケットの動向は常に視野に入れながら

それとどう関わりあっていくか。

ビジネスマインドの基本です。

 

 

PS

あれ?「ラ・ラ・ランド」じゃなくて

「君の名は。」の「国際評価」ちゃうかったん?

 

と、自分で突っ込みます。

それ、抜けてるよね(汗)

 

わたしの知人であるカナダ人大学教授は

映画の評論家。

で、宮崎駿とか日本のアニメを高く評価してます。

 

その彼がいつも「絵が緻密で、きれいだよね」

 

やっぱりそこか。

 

ということで、無理やり補足完結。

お粗末さまでした・・・

(おい、座布団とってくれ!)