あなたは何もしないのに

相手があなたに興味津々になり、

あなたの一挙一足投を注目するようになる。

 

そんな黒魔術のような方法が、あるんです。

ウヮハハハハ~ッ!

 

 

 

ずいぶん前ですが、ダ・ヴィンチコードっていう映画

流行りましたよね。

 

そのころ、あの原作を読んだんですが

主人公の学者さんが犯人と向き合うシーンがあり

何だったか、白状するよう迫られます

(うろ覚えで申し訳ない)

 

そこで、追い詰められた主人公は

(確か)このように考えます。

 

「正直に話してもいけない。

かと言って、ウソを言えば彼女に危害が及ぶ(確か)。

こんなときに、最適な方法は・・・」

 

彼の教えている学生たちがよくやる手段、

「沈黙」。

 

何も答えなければ、

相手は行動を起こせない。

Yes でもなく No でもない

とんでもなく意味深な時間。

 

もうお分かりでしょう。

ベラベラ喋り過ぎないことで、

相手は逆に、あなたが気になってしかたなくなるのです。

 

「どっちなの?どういうことなの???」 って。

 

その挙句、自分でドンドン勝手に

いろんな想像をしてくれます。

 

かく言うわたしも、まんまとやられる口で

とある高額塾にうっかり入ったきっかけは

それを紹介したひとが、ただひと言

「奥が深いです」 と言ったから、って話 をしましたね。

 

そんなに深い奥って何なの?

もう、知りたくてたまらなくなるわけです。

で、勝手に 「さぞかし深くてすごいんだろう」 と思っちゃう。

 

これを悪用すれば、

意味深な言葉をぽつり、と落とすことで

粗悪な商品をひとに買わせることもできます。

 

ひとは、謎めいたものが好きなのです。

隠されたものを 「チラ見」 すると

その先が知りたくてたまらなくなるのです。

 

ベラベラ喋ると

聞いてるひとはすぐ Yes/No の判断をつけ

「あ、そんなら要らない」 となってしまう。

 

なので、あえて喋らない。

そうやって、

相手に 「もっと、もっと~!」 と

ひたすら盛り上がり続けてもらうわけです。

 

恋愛もそうですね。

相手の気持ちが分からないときが、エキサイティング。

「わたしのこと、好きなの?どうなの?

あー、煮え切らない!」

といって、ひたすらヤキモキするわけです。

 

ということで、

喋りすぎには注意。

(おっと、わたしのことだ)