子供たちの学校でボランティアをやっています。
子供との経験は、
ビジネスをする上で非常に役に立っています。
どうやれば人は動くのか、彼らが教えてくれます。
マーケティングの概念に「3つのNO」というのがあります。
お客様は、聞かない(読まない)・信じない・行動しない。
商品を買ってもらえそうなひとにアプローチしても、
こちらの話を聞かないのが普通です。
そこをまず、興味を持ち話を聞いてもらう。
さて、話を聞いてもらえても、
今度はそれを信用してもらえないのが普通。
「それは、あなただからできるのよ」
「わたしには効かない、使えない」
「そんなうまい話があるわけない」
そこを信用してもらえても、さらにカベは立ちはだかります。
実際にお金を払って購入してもらわなければ、
あなたのビジネスは回らないのです。
お客様に行動してもらう。
ビジネスですから、この段階をクリアしてナンボです。
子供というのは、ご存知と思いますが
人の話を聞きません。
しかし、
- 先生など権威のあるひとがサポート
- 大きな声を出すなどして注意を引く
これらは効果があります。
ビジネスでいうと、
そのエリアですでに地位のあるひとの力を借りたり
宣伝をして注目を集める、ということです。
さて、とりあえずこちらを見てもらったとしても
子供の集中力は短いのです。
それをいかに惹きつけ、こちらのファンとなってもらうか。
信用してもらう、関係を築く段階です。
経験上、一番効果があるのは
- 一対一で話をする
- 相手の話をよく聞き、質問をする
わたしの知る限り、子供は100%
自分に関心を持ってもらい、話を聞いてもらうのが大好きです。
よき聞き手、理解者となることで
ひとはあなたを信用し、
今度は自分のほうから寄って来てくれるようになります。
最後に、行動をしてもらう。
現在一番効果があるのが、カウントダウンです。
まず、やることを分かりやすく説明します。
それが理解できても、ぐちゃぐちゃしゃべる子はいます。
しかし、それを無視して大きな声で
「5、4、3・・・」とやります。
面白いもので、これが始まると全員ぴたっとお喋りをやめ
準備態勢に入るんです。
そして、「1、スタート!」とやると、見事にスタートしてくれます。
一人二人、頑固な子はいますが。
つまり、パターンを利用するということです。
そして、相手が行動するための声掛けをしてあげる。
「聞かない」子には、影響力のあるひとの助けを借りたり
インパクトのある行為(大声、派手なパフォーマンス)でアプローチ。
「信用しない」子には、一対一の対応で、とにかく相手の話を聞く。
そして「行動しない」子には、相手がつい動いてしまうパターンを見つけ
それを活用して後押しをしてあげてください。
大人もみんな、大きな子供。本質は、全く同じです。
「人の話を聞け!」と思ったら、相手の話を聞くこと。
愛情を持って、楽しく接していきましょう。