道順を尋ねたとき、

A:「この道をまっすぐ行って、2番目の信号を右に」
などと説明してもらう
B: 現在地と目的地が分かる地図を見せてもらう

あなたは、どちらが分かりやすいですか。

道順

Aなら「継次処理型」
Bなら「同時処理型」なんだそうです。

新しい情報を習得するとき、
ひとによって学びやすい方法が違います。

継次処理型のひとは
「部分から全体」へ理解が進みます。
聞いて理解するタイプ。
「ステップ1、2、3」という
段階を踏む形で学ぶのを得意とします。

一方の同時処理型は、「全体から部分」。
見て理解するタイプで、
実際にやりながら学ぶのが向いています。

わたしは完璧、同時処理型。

そういえば、思い当たることがありました。
お恥ずかしい話ですが、大学のとき
ヒンディー語のテストで0点を取ったんです。

やる気がなかったとかじゃなくて、
そこそこまじめに勉強したんですよ。
それが、1問も正解じゃなかった。

今思えば、それはわたしに
ヒンディー語ってなんなの?という全体像が
さっぱり見えてなかったからだと思います。
(今も見えていませんが)

ガネーシャ

もしもわたしがインド人と友達にでもなって
実際に会話をしながら文法なども勉強していたら、
おそらく0点はなかったはずです。

わたしがバカだからではなく、
学習法が自分に合っていなかった、ということです。

ビジネスをやるときにも、
継次処理型のひと、同時処理型のひとそれぞれで
理解のしかたが違います。

目的地に到達できさえすれば、
道順を細かく聞こうが、地図を見ようが、
どっちでもいいです。

うまく行かないやり方に固執しないで、
自分に合ったやり方を探していきましょうね。