久しぶりに笭菁の都市伝説シリーズを読みました。

 

 

今回からはSEASON2になります。

大学の都市伝説部のメンバーが全員卒業し、新たなメンバーが中心となりました。

 

 

 あらすじ

 

部室脇の小さなトイレで、花子さんの声を聞いた女子学生。

そのトイレを調べに行った都市伝説部のメンバーも花子さんの声を聞きます。

その夜、都市伝説部に嫌悪感をあらわにしていた教務部の男性がトイレで惨殺される事件が!

学校内で花子さんの仕業だという噂が広まり、科学検証部が都市伝説部に勝負を挑んできます。

動画を撮りながら学校のトイレを廻り、花子さんが本当にいるのかどうかを調べるのです。

結局花子さんは現れず、その動画を校庭で大々的に公開することになりました。

すると、なんとそこには花子さんの声が入っており、惨劇の様子が・・・逃げ惑う生徒たち。

その後、学区外のガソリンスタンドで別の教師が同じく惨殺され、一緒にいた警備員も重傷を負う事件が起こります。

そして都市伝説部に、最初に花子さんの声を聞いた女子学生が助けを求めてやってくるのですが・・

 

 

 トイレの花子さんとは?

 

1980年ぐらいから広まりはじめた都市伝説。

花子さんはおかっぱ頭に赤い吊スカートをはいた10歳くらいの少女です。

トイレの3番目の個室にいます。

 

トイレの花子さんのタイプを大雑把にわけると2種類。

攻撃型と穏やか型。

攻撃型は、ナイフで追いかけてきたり、トイレにひきずりこんだりする花子さん、穏やか型は「花子さーん」って呼びかけると「はーい」と答える花子さん。

 

なぜトイレにいるのか、という理由はさまざま。

・戦争中に爆撃に遭ってトイレで命を落とした

・学校にお母さんを探しに来たら変質者に殺された

・汲み取り口から落ちて亡くなった

・トイレに入っている時に心疾患で病死した

 

などなど。

他にもバリエーション豊富で、今もどんどん話が作られているようです。

 

 

 感想

 

メンバーが変わり、個々の個性がまだわからず手探り状態な気分で読みました。
今回の中心メンバーの女性は、以前の物語にも登場した変わり者でちょっとイラッと(笑)

科学検証部との対決など、ストーリーの組み立てはさすがだったのですが、今回は花子さん発動のきっかけになった事件があまりにも凄惨かつ残酷。

毒親を持つ子供の地獄を見せられて、さすがの私もかなり気分が凹みました。

救いようがない…

SEASON1のような面白キャラが出てこなかったし、この巻はあまりおすすめはできないですね〜。

 

 

 花子さん関係のもの

 

なんだか花子さん関係の映画やドラマって無数にある気が・・💦

 

その中で、毛色の変わった花子さんを2つ紹介します。

 

①映画『トイレの花子さん 新劇場版』

 

トイレの花子さんというタイトルなのに、花子さんが脇役という雑な扱いが微笑ましい作品です。

学校のいじめのいやらしさを存分に味わえます。

 

②『戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE 04【真相! トイレの花子さん】』

 

 

知る人ぞ知る「戦慄怪奇ファイルコワすぎ!」の花子さん!!

むちゃくちゃ乱暴ドキュメンタリー。

万人におすすめできないけど、私は大好きすぎて全シリーズ一気見しました。

見ないでね、見ちゃだめ。

 

 

 その他

 

今年の最後の1冊(多分)が、ルーティンワークの恐怖小説で落ち着きました。

なんと、今年もあと10日。

なんとなくせわしない毎日ですが、そろそろ今年のまとめ記事でも作成しようと思います。

次に読む本は未定。

年末年始は日本語本を読もうかと思っています。(怖いやつ)