こんにちは。 

東洋医学で不調解消セラピストの

みつふじあけみです。

 

今日は、「げっぷが、やたら出てしまう…」

という悩みについて。

 

げっぷって、誰にでも、普通にある

自然な生理現象。
 

でも――

 

・食後でもないのに、げっぷが出る

・1日に何度も、げっぷが出る

・朝起きてすぐ、げっぷがでる

・会議中に、げっぷが出そうになる

 

こんなふうに

「ちょっと出すぎかも…?」

と感じる時は、

不調のサインかもしれません。

 

 

東洋医学では「気逆(きぎゃく)」

と呼ばれる状態のひとつ

東洋医学では、げっぷが多く出るのは

「気逆(きぎゃく)」という状態の

ひとつとされます。


本来、食べ物を消化する

エネルギー(=気)は、

上から下に向かって流れていきます。

 

口から入って、胃、小腸、大腸、

という風に、消化された食物が

下へ、下へ、送られます。

 

 

ところがストレスや、食生活の乱れなどで

この気の流れが、「逆流」してしまい

上に向かってしまうことがあります。

 

これが、気逆の状態。


はじめは、げっぷや胸のつかえ感

などが起きますが

 

症状が進むと、吐き気や嘔吐、

そして、逆流性食道炎の

原因になることもあります。

 

 

 

更年期にも「げっぷ」が

増えることがある?

実は、更年期の不調のひとつとして

「げっぷが出やすくなる」

ということもあるんです。

 

その理由は…

 

・ホルモンバランスの乱れ
エストロゲンの減少により

胃腸の働きが低下、

ガスがたまりやすくなります。

 

・自律神経の乱れ
ストレスや睡眠の質の低下で

胃の動きが鈍くなり、

げっぷが出やすくなります。

 

・加齢による消化力の低下
年齢とともに胃腸機能が衰えて、

動きが悪くなるため、げっぷが

でやすくなります。

 

・便秘や冷え
ガスがたまりやすくなったり、

内臓の働きが鈍くなってきます。

 

・姿勢の悪さ
猫背や前かがみの姿勢が、

胃を圧迫する原因にも。

 

・脂っこい食事や早食い
胃に負担がかかる「食べ方」も、

げっぷを引き起こしやすくなります。

 

 

げっぷが出すぎて、

困ることはないですか?

げっぷがよく出ると、日常生活で

ちょっと困ることが、ありますよね。

 

・人前では、音を出さないように我慢してしまったり

・会話中に出そうになると、言葉がつまってしまったり

・なにより…ちょっと恥ずかしい(^^;)

 

だからこそ、げっぷが出すぎる状態には

ちゃんと理由があるんだ、とわかると

安心ですよね。

 

そして、そんなちょっとしたお悩みにも

日々の暮らしの中で

解消する方法があるんですよ。

 

 

こんなサイン、見逃さないで

たかがげっぷ、と思わずに、
「いつもとちょっと違うな」と感じたら

それは体からの、

小さなメッセージかもしれません。

 

東洋医学では、症状そのものよりも、
「なぜそうなっているのか?」

を、大切に、丁寧に見ていきますよ。

 

 

ココロの奥に、こんなサインが隠れていることも

カラダの不調には、「心の中の葛藤」や

「気持ちの詰まり」が関係していることも

少なくありません。

 

げっぷが出やすいとき、

こんな感情を抱えていることはありませんか?

 

・何か「重たい」と感じている問題を、心に抱えている

・分かり合いたいのに、すり合わせができず悩んでいる

・「そんなの受け入れられない!」と反発したい思いがある

・人からの優しさや好意を、素直に受け取れない

・あれこれ同時に対応しなきゃ…とプレッシャーを感じている

 

いかがでしょうか?


もし心当たりがあったなら
それは、あなたのココロとカラダが

「ちょっと立ち止まって、内側を見てあげて」

と教えてくれているのかもしれません。

 

 
自分を整える、いいきっかけに

げっぷが気になる時は、

こんなことを見直してみましょう。

 

・食事はよく噛んで、ゆっくり食べる

・胃を冷やさない(冷たい飲み物は控えめに)

・姿勢を意識する(深呼吸もしやすくなります)

・夜ふかしは控えめに、自律神経を整える

・ストレスをためこまない(ちょっとした息抜き、大事です)

 

「出すぎる」げっぷは、

実はがんばりすぎているあなたに

体がそっと伝えてくれている

小さなメッセージかもしれません。

 

 

だからこそ、今日気づけたことが

とても大事。

 

カラダからのメッセージが小さいうちに

優しく手当して、整えていきましょう!