こんにちは。
東洋医学で不調解消セラピストの
みつふじあけみです。
「体が弱いのは、ダメなこと」
「すぐ疲れる私は、甘えてるだけかも…」
そんなふうに、
自分を責めてしまうこと、ありませんか?
東洋医学では、私たちの体や心も
「自然の一部」としてとらえます。
山にどっしりと根を張る木があれば、
風にそよぐ草花もある。
雨の日があって、
晴れの日があるように、
強い日も、弱い日もあって
当たり前なんです。
「体質」も、自然の風景のように、
人それぞれ。
エネルギーが湧きやすくて
行動的なタイプの人もいれば、
繊細で感受性が豊かだけど、
疲れやすいタイプの人もいます。
どちらの体質がいい、悪い、は
ありませんよね。
かすみ草のように
そっと静かに咲く花も
ひまわりのように
太陽に向かって咲く花も
どちらも美しく、自然のバランスの中で
役割を果たしています。
でも、特にまじめで、
きちんとした人ほど
「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」と
自分を追い込みがち。
私、子供の頃、とても虚弱で
風邪ひいたり、お腹壊したり
アレルギーがでたりだったんですけど
ある日、親にこう言われたことがあります。
「お前は、親の悪いところばかりを
もらって生まれてきたねぇ・・・」
ウチは、母が呼吸器系が弱く
父はタフだけど、お腹が弱い、
肌がかぶれやすい、という体質。
その両方の症状を持ってたので
親も思わずそういってしまったんでしょう。
この話を講座でしたら
「私も言われたことある!」という人が
何人かおられました。
でもね、そんな赤ちゃん、
いるはずがありません('ω')ノ
私たちは、ちゃんと「いいところ」も
持って生まれてきています。
東洋医学では、持って生まれた
「先天の気(せんてんのき)」
つまり「生命力のもと」も
人それぞれ性質が違うと考えます。
だから、同じように頑張っても、
疲れるスピードも、
回復のしかたも違っていいんです。
それは「弱さ」ではなく「特性」。
体が少し弱いと感じるなら、
それは「そういう体質」を
持っているということ。
タフな人が偉くて、
虚弱な人が劣っているわけじゃない。
だって、元気すぎて
人に迷惑をかける人だって、
世の中にはいるのだから。
大事なのは
「いかに、自分に合ったペースで
暮らしているか?」
「ちゃんと、自分の体や気持ちに
素直でいられているか?」
ここだと思います(^^
自分を大事にできるのは、
自分しかいません。
そして、自分を大事にすることは、
周りを大事にすることにも
つながっていきます。
ちゃんとじゃなくていいし。
しっかりじゃなくていいのです。
まずは、1日の終わりに
ほっとひと息ついて、
あなたがあなたに、
やさしくしてあげてください。
そのままのあなたで、今日を終えて大丈夫。
くれぐれも
「もっと頑張らなきゃ!」って、
自分にムチを打たないでね。