私の母は、24歳で父とお見合い結婚した。
はっきりと聞いたことはないけど、それまで恋愛経験はなく、
父と結婚したのだと思う。
そんな母だが、たまに恋愛において“ハッ“ととさせられる事を言う。
私の友達で、男性の顔を見たら性格・兄弟構成・親子関係・ベットについてまで、
細木数子のようにズバリ!当てていく女性がいる。
占い師ではなく、彼女の豊富な人生経験で人相で当てられるのだ。
私は彼女の能力が羨ましかった。
人相が分かれば、出会った男性が理想の人か分かるのに。
男性を見る目が肥えるのに、そう思っていた。
そして、ある日母にその友達の話をした時に、
「男性を見る目があったらいいのになー」
と私が言ったあとに、母が言ったひとこと、
「そんなに、見る目って必要なの?」
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まっすぐな目で、私に聞いている。
私「いやいや、必要だよ。あったほうが理想のひとかどうかわかるじゃん」
母「お母さんは、その人が人として、
良い人かだけわかったら、じゅうぶんだと思うけどな」
そう、言ったのだ。
ただの、なんでもない会話、
なんでもない一言。
でも、この一言に、大切なことの本質、
母の願いが込められていた気がする。
それまで、お洒落なお店を知っている男性が良い、
女性をデートで楽しませてくれている男性が良い、
そんなことを望んでいた。
でも、本当はそんなことどうでも良いことで、
母の言葉を聞いて、今の旦那様と出会って、
お洒落なお店を知ってるひとが良い
→行きたいお店に嫌がらず付き合ってくれるひとが良い
女性をデートで楽しませてくれるひとが良い
→一緒にデートを楽しんでくれるひとが良い
に変換されたのでした。
そして、大切なのは、もちろん入りは男性として見れるかだけど、
人として信頼できるひとがどうかと言うことに、
ゆっくりと時間をかけてではありますが、気付かされたのでした。
そして、それと同時に母の願いにも気付かされました。
母は私がイケメンで、お洒落なお店を知っているひとではなく、
ただただ、良いひとで、娘を一生大切にしてくれる人との結婚を、
望んでくれているのだと気付かされました。