あぁ、なんてこった。。。 | 建築家の設計ブログ

あぁ、なんてこった。。。

大失敗。。。

 

出かける前に

何だかわからないけれど

あっ、そうだ、

名刺、名刺、名刺。

 

名刺を、

持って?

行かなくてもいいか……。

プライベートだし。

 

この日に限って

仕事でもないのに

名刺の事が

頭に浮かんだ。

 

この日は、

とある集まりに参加。

 

話しはちょっと脱線するが

映画でも

コンサートでも

限りなく離れた

末端を選んで

座ることにしている。

 

なぜなら

私は

脚が悪いので

人と隣り合った席に

着席するのが苦手であり

 

独り離れて

膝を伸ばせないまま

座っていると

脂汗がダラダラ流れてしまい

鑑賞どころではなくなって

しまうからだ。

 

閑話休題

 

普段はお願いしないんだが

この日に限って、

受付で

 

誠に勝手なお願いですみません。

脚が悪いので

独り離れた席を

お願いしたいのですが……。と

 

頼みもしない事を

お願いした。

 

いつもは

説明するのが厄介なので

事情を伝えず

渡された座席に

仕方なく座っていたのだ。

 

「多少。。。見えにくくなかもしれませんが……」。

「寧ろ、大歓迎です。

その方がかえって助かります……」。

 

でも

今日のこの日は

大人気であり

独り離れたどころか

前後左右両隣、

びっしり状態でした(笑)

 

しばらく経って

隣のご婦人に話しかけられた。

 

「どこからいらしたのですか?」。

「札幌です」。

 

「お仕事は、何をなされているのですか?」。

「建築の設計をさせて頂いております」。

 

「え???そ、そ、なそんな!!!」。

 

こうした、ご婦人の反応に

私の頭の中は???

 

「実は、私の家が火事でなくなってしまい

設計の方を探していたのよ!!」。

 

休憩時間になっても

何故か今日に限って自分は

ず~と、座ったまま。

 

いつもなら必ず

喫茶店に一服しに行くのにも

関わらずに

ただただ、

じっと目をつむって

席に座っていた。

 

隣のご婦人も

何故か、この日は

じっと座られたまま、

だったそうな……。

 

そんな状況下のもと

ご婦人に話しかけられた、

不思議な話。

 

「不思議な、ご縁ねぇ、

これって、どういう事なのかしら。。。

いまはねぇ、娘の家に世話になっているの」。

「それは、大変でしたね……」。

 

「あのぉ、お名刺、頂けますか?」

 

あぁ、!!!

なんてこった……。

あの、名刺、名刺、って

このことだったのか……。

 

「あぁ、ごめんなさい、

プライベートだから、

名刺、持ってきていないんです……。

ホント、ごめんなさい」。

 

それから

色々と、世間話を

させて頂きましたが

 

新年早々、大失敗。

名刺。。。

常に携帯しておくべきですね。