いかに心と体が自分自身の経験を解釈し、構築することに参画しているかという興味深い例として、プラシーボ効果があります。

数年前に医師たちは、薬理作用のない砂糖の入った錠剤を処方して、その錠剤は沈痛効果があるというと、約30パーセントの患者たちが痛みが和らぐ経験をするということを発見したのでした。

これがプラシーボ効果として知られるようになったのです。


そして、プラシーボ効果は、痛みの現象だけでなく他の条件下でも発見されるようになりました。

ですから、医師が患者に錠剤を渡して「これは心臓病を緩和するものです」と言った場合、患者の意識に本当の考えとして入ったシンプルな観念は、彼らの血圧を下げて心臓に流れる血流を良くする効果を持つ化学物質の生成を引き起こすのです。


プラシーボ効果は私たちの心と体の関係を理解する上で重要です。

なぜでしょう?

それはプラシーボ反応は基本的に自分自身に対して行う解釈だからです。

自分に対して断言や宣言を行う必要はなく、ただ単に「これは私の痛みを和らげてくれる」というようにシンプルな考えを持つだけです。

そうすると心と体はとても強力な化学物質生成するという形で実現してくれるのです。


さて、プラシーボ効果と逆の反応がノシーボ効果です。


例えば、ある患者が医者の診察室に行き、医者に「スミスさん、非常に残念ですがあなたは乳癌にかかっていて、身体中の骨に転移しています。あなたは残り半年の命です。」と言ったとしましょう。

スミス婦人が医者の言う全てを信じてしまったら、彼女はこの考えを解釈して文字通り実現してしまうでしょう。

そして、このノシーボ効果とは、自分自身に対して行うまた別の解釈に過ぎないのです。

「あなたが〈宇宙のパワー〉を手に入れる瞬間」(ディーパック·チョプラ著)p73、74

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病気に限らずに言えることでしょう。

どんな思考(解釈)で何を信じるかにより、変化する世界✴

「鰯の頭も信心」プラシーボ効果?

⬆この「プラシーボ効果とノシーボ効果」の件を後で書こうと思っていて、その後新聞を観ていたら、こんな書籍広告が、


心の絶対法則 なぜ「思考」が病気を作り出すのか?
医師:内海聡

「負」の感情が不幸な環境を作りだし、精神的、肉体的な病気を生み出す。
その構造を解き明かす一冊。

「依存」「自己正当化」「被害者意識」
身体をむしばむ思考の「負」のスパイラルから抜け出す方法!

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がありました。 シンクロ?✴