まずは知ること。
ギリシャ語の「哲学」の語源は"知ることの楽しさを味わうこと"なのよね。
そのために作られたシステムだから。
完璧で退屈しきっていた神さんがどうやって楽しみを作り出そうか考えたわけでしょ。
そうだ知らなかったことを知っていくってすごいワクワクするだろうなって、そう思ってこのゲームを始めた。
それなのにとても残念なことに、人間は知らないことを一番恐れている。
先がわからないことを怖がって躊躇して、前に進もうとしなかったり変わろうとしなかったりする。
つまり変化することを恐れる。
それこそが大変なプログラムなの、ものすごく本質に逆らったプログラムだから。
「でもそれすらゲームとしてセットしたプログラムなわけでしょう。」
「まあね。
でも今度はそのプログラムを解除していく楽しみも出てくるわけ。
何度も言ったけれど、もうベクトルはそっちを指したの。
さすがに神さんも気の毒になってきたんじゃない。
ゲームに没頭しすぎてっこのままだとどこまで行っても眠りのゲームになっちゃうから。」
眠りのゲーム。
夢の世界と現実の世界。
フィクションとノンフィクションがぐるんと入れ替わる。
この夢から覚めたら魔女の授業も終わるーー私は舞台に戻って演じることを楽しむことができるのだろうか。
心細いようなわくわくするような落ちつかない気持ちになってくる。
「Joy Joy Joy」(波流著)p205、206
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